ブログでのご報告が遅れてしまいました。
先週末28日(土)~29日(日)にかけて、電力ホールで上演されたSCSミュージカル「sakura」。
おかげさまで沢山のお客さまにおいで頂き、盛況のうちに無事幕を閉じることができました。
お客さま、そして関係のみなさま、ほんとうにありがとうございます。
アンケートも沢山のお客さまに書いて頂きました。
なかでも
「震災を扱った作品ということで、見る前は暗い内容と思いましたが、全く違いました。すごいパワーに、たくさんの元気をもらいました」
「涙が溢れてくる場面がいくつもあり、非常に感動的でした」
「音楽がすばらしい、生演奏はやはりいいですね」
「この作品はほかの土地でも是非上演すべき」
という声には、私たちスタッフも大変励まされました。
スタッフ、キャストのちからがひとつになって、美しい舞台をつくることができました。
あらゆる可能性を探りながら、今後もこの作品をさらに大事に育てていこうと思います。
2012年7月31日火曜日
2012年7月27日金曜日
梅雨が明けて
昨日、東北地方もついに梅雨が明けたそうです。
そういえば、数日前から僕の机の後ろで咲き誇っていた
美しい胡蝶蘭たちが、いっせいに散り始めました。
季節は確実に移ろい行きます。
朝方はまだ曇り空でしたが、午後からは、
ご覧のとおり
オフィスから見える狭い空に浮かぶ雲にも夏の兆し。
2年前の昨日は、ドラマー、一ノ瀬健治と最後のバンドミーティングを行いました。
病室から出るとき、僕らに向かって一瞬目を開けてくれたことが忘れられません。
昨日は朝から、健ちゃんの闘病を応援するミュージシャンたちが作ったTシャツを着ていました。
僕らバンドメンバー3人が
最後に健ちゃんに会った2日後、
彼は40歳の若さで空へ旅立ちました。
そして、健ちゃんの3回忌でもある明日は、
ミュージカルsakuraの初演です。
バンドメンバーは全員、健ちゃんにゆかりのあるメンバー。
あんなに美しかった胡蝶蘭だって、必ず散ってゆきます。
しかし、そこには確かに次の世代へ繋ぐいのちのいとなみがあります。
今回のミュージカルのテーマに通じるものです。
JUN_harvestのバンドマスター、サイトウミノルはいつも
「健ちゃんとは、コミュニケーションの方法が変わっただけだ」といいます。
このところ特に
僕もまったく
そんな気がしてなりません。
2009年7月3日「KIZUNA」レコ発
JUN_harvestワンマンライブにて。
写真右から、
上田亨、サイトウミノル、一ノ瀬健治、只野展也、ヒロセ純
そういえば、数日前から僕の机の後ろで咲き誇っていた
美しい胡蝶蘭たちが、いっせいに散り始めました。
季節は確実に移ろい行きます。
朝方はまだ曇り空でしたが、午後からは、
ご覧のとおり
オフィスから見える狭い空に浮かぶ雲にも夏の兆し。
2年前の昨日は、ドラマー、一ノ瀬健治と最後のバンドミーティングを行いました。
病室から出るとき、僕らに向かって一瞬目を開けてくれたことが忘れられません。
昨日は朝から、健ちゃんの闘病を応援するミュージシャンたちが作ったTシャツを着ていました。
僕らバンドメンバー3人が
最後に健ちゃんに会った2日後、
彼は40歳の若さで空へ旅立ちました。
そして、健ちゃんの3回忌でもある明日は、
ミュージカルsakuraの初演です。
バンドメンバーは全員、健ちゃんにゆかりのあるメンバー。
あんなに美しかった胡蝶蘭だって、必ず散ってゆきます。
しかし、そこには確かに次の世代へ繋ぐいのちのいとなみがあります。
今回のミュージカルのテーマに通じるものです。
JUN_harvestのバンドマスター、サイトウミノルはいつも
「健ちゃんとは、コミュニケーションの方法が変わっただけだ」といいます。
このところ特に
僕もまったく
そんな気がしてなりません。
2009年7月3日「KIZUNA」レコ発
JUN_harvestワンマンライブにて。
写真右から、
上田亨、サイトウミノル、一ノ瀬健治、只野展也、ヒロセ純
2012年7月24日火曜日
「sakura」バンドリハーサル
昨夜は、今週末のミュージカル「sakura」のバンドリハーサル。
東京から作曲の上田亨さん、編曲の日高哲英さんをお迎えして、仙台の凄腕ミュージシャンたちと深夜2時半まで集中リハ。
照明、音響の各チーフも最後までお付き合いいただきました。
眠かったけれど、ワクワクする瞬間の連続でした。
台本の文字が音楽となって、魔法のように時間と空間を占有していきます。
震災後の昨年春に瓦礫の中で出会ったこのsakuraの想いが、いよいよ文字通り「生きた」演奏によって、そして総勢68名のキャストによって、間もなく演じられると思うと、胸に迫るものがあります。
sakuraちゃん、もうすぐ君のメッセージを、ここにいるみんなが世界に向けて発信しはじめるよ!
東京から作曲の上田亨さん、編曲の日高哲英さんをお迎えして、仙台の凄腕ミュージシャンたちと深夜2時半まで集中リハ。
照明、音響の各チーフも最後までお付き合いいただきました。
眠かったけれど、ワクワクする瞬間の連続でした。
台本の文字が音楽となって、魔法のように時間と空間を占有していきます。
震災後の昨年春に瓦礫の中で出会ったこのsakuraの想いが、いよいよ文字通り「生きた」演奏によって、そして総勢68名のキャストによって、間もなく演じられると思うと、胸に迫るものがあります。
sakuraちゃん、もうすぐ君のメッセージを、ここにいるみんなが世界に向けて発信しはじめるよ!
2012年7月23日月曜日
6カ国競技?
ちょっと、ブログの更新が滞りました。
今週末に上演予定のSCSミュージカル「sakura」
稽古場は連日大賑わいです。
特に今回日本からは宮城、岩手、山形、東京、大阪など各地から。そして海外からは、アメリカ、フランス、アルメニア、ボリビア、インドと出演者の出身国は6カ国に及びます。
6カ国協議ならぬ6カ国競技、いや演技ですね。
国際色豊かな舞台になっています。
アメリカのジェフ君は、堂々と台詞を言っちゃいます。
アルメニアのメリネさんの独唱も見所。
フランスのマルタン君は稽古熱心、子供たちとのダンスが素敵…
そして6カ国混合のダンスシーンはじ~んときます。
生演奏のバンドメンバーもJUN_harvestの
サイトウミノル、黒瀬理知含む、凄腕が揃いました。
ギター:サイトウミノル(バンドマスター)
ドラムス:黒瀬理知
ベース:青木大志
ピアノ: 田中 緑
パーカッション:星 律子
キーボード:日高哲英(アレンジャー兼)
引き続き現場からのレポートはこのブログでも発信してまいります。
どうぞお楽しみに!
今週末に上演予定のSCSミュージカル「sakura」
稽古場は連日大賑わいです。
特に今回日本からは宮城、岩手、山形、東京、大阪など各地から。そして海外からは、アメリカ、フランス、アルメニア、ボリビア、インドと出演者の出身国は6カ国に及びます。
6カ国協議ならぬ6カ国競技、いや演技ですね。
国際色豊かな舞台になっています。
アメリカのジェフ君は、堂々と台詞を言っちゃいます。
アルメニアのメリネさんの独唱も見所。
フランスのマルタン君は稽古熱心、子供たちとのダンスが素敵…
そして6カ国混合のダンスシーンはじ~んときます。
生演奏のバンドメンバーもJUN_harvestの
サイトウミノル、黒瀬理知含む、凄腕が揃いました。
ギター:サイトウミノル(バンドマスター)
ドラムス:黒瀬理知
ベース:青木大志
ピアノ: 田中 緑
パーカッション:星 律子
キーボード:日高哲英(アレンジャー兼)
引き続き現場からのレポートはこのブログでも発信してまいります。
どうぞお楽しみに!
2012年7月19日木曜日
2012年7月18日水曜日
響人(ひびきびと)
今日は、ちょっとほかの劇団の宣伝です。
かつてSCSミュージカル研究所の公演でも大活躍をしていた彼。
劇団四季を経て、現在東京を拠点にプロの舞台俳優として活躍中。
彼の名は、高橋卓爾(たかはしたくじ)。
彼が創設メンバーのひとりでもある
「響人」というグループのお芝居「わが町」の上演が近づきました。
響人。ヒロセ純も大好きなグループです。
SCSの公演「sakura」と一部日程が重なってしまってますが、
特に東京および近郊の方は、是非応援してあげて下さい!
響人UNDERGROUND第3回公演『わが町』
公演日程:2012年7月28日(土)~2012年8月1日(水)
出演:
<Aキャスト>
柳瀬大輔 藤井健太郎 波咲まこ 種石多喜人
坂井菜穂 影山慎二 遠山さやか 白石紋子
西山聖了 松崎涼子 紀川裕也
廣瀬孝輔 山田大介 芹沢秀明 香川大輔
<Bキャスト>
那俄性哲 安田洙福 かわづ恵 羽吹諒
増山舞 高橋卓爾 さとう未知子 中ノ瀬由衣
小林和也 大塚由祈子 鈴木紀寛
廣瀬孝輔 山田大介 芹沢秀明 香川大輔
会場:キンケロシアター
〒153-0042 東京都目黒区青葉台1-15-11
料金:全席自由席 前売券 3800円/当日券4000円
公演の詳細はこちらです。
かつてSCSミュージカル研究所の公演でも大活躍をしていた彼。
劇団四季を経て、現在東京を拠点にプロの舞台俳優として活躍中。
彼の名は、高橋卓爾(たかはしたくじ)。
彼が創設メンバーのひとりでもある
「響人」というグループのお芝居「わが町」の上演が近づきました。
響人。ヒロセ純も大好きなグループです。
SCSの公演「sakura」と一部日程が重なってしまってますが、
特に東京および近郊の方は、是非応援してあげて下さい!
響人UNDERGROUND第3回公演『わが町』
公演日程:2012年7月28日(土)~2012年8月1日(水)
出演:
<Aキャスト>
柳瀬大輔 藤井健太郎 波咲まこ 種石多喜人
坂井菜穂 影山慎二 遠山さやか 白石紋子
西山聖了 松崎涼子 紀川裕也
廣瀬孝輔 山田大介 芹沢秀明 香川大輔
<Bキャスト>
那俄性哲 安田洙福 かわづ恵 羽吹諒
増山舞 高橋卓爾 さとう未知子 中ノ瀬由衣
小林和也 大塚由祈子 鈴木紀寛
廣瀬孝輔 山田大介 芹沢秀明 香川大輔
会場:キンケロシアター
〒153-0042 東京都目黒区青葉台1-15-11
料金:全席自由席 前売券 3800円/当日券4000円
公演の詳細はこちらです。
2012年7月17日火曜日
ミュージカル「Faith」関連記事
公益社団法人日本照明家協会様では、毎月「日本照明家協会雑誌」という冊子を発行されています。
同誌7月号での「伝言板」欄に、よねざわ市民ミュージカル「伝国座」の記事が載っていました。
日本照明家協会東北支部の皆様、取り上げて頂きありがとうございました。
このミュージカル「 Faith」は、今年12月に山形県米沢市で、そして来年3月には東京都荒川区にてそれぞれ公演が予定されています。
皆様のご期待、ご声援にお応えできるように、キャスト・スタッフ共々精進して舞台づくりに臨みます。
同誌7月号での「伝言板」欄に、よねざわ市民ミュージカル「伝国座」の記事が載っていました。
日本照明家協会東北支部の皆様、取り上げて頂きありがとうございました。
このミュージカル「 Faith」は、今年12月に山形県米沢市で、そして来年3月には東京都荒川区にてそれぞれ公演が予定されています。
皆様のご期待、ご声援にお応えできるように、キャスト・スタッフ共々精進して舞台づくりに臨みます。
2012年7月13日金曜日
ミュージカル「sakura」記事
昨日(7月12日)付けで仙台市を中心に無料配布されている「河北ウィークリー」に今月28日~29日に上演されるSCSミュージカル「sakura」の記事を載せていただきました!
稽古場もいよいよ佳境に入ってきました。
SCSミュージカル研究所今年一番の大作。
JUN_harvestのサイトウミノルがバンマスを務める生演奏も見所です。
みなさまのご来場を心からお待ち申し上げます。
チケットは、SCSミュージカル研究所(022-224-7051)
または、オンラインチケット
ローソンチケット Lコード:26800
ちけっとぴあ Pコード:421-894
で、お求めいただけます。
勿論、ヒロセに直接お申込みいただいても構いません(^^)
稽古場もいよいよ佳境に入ってきました。
SCSミュージカル研究所今年一番の大作。
JUN_harvestのサイトウミノルがバンマスを務める生演奏も見所です。
みなさまのご来場を心からお待ち申し上げます。
チケットは、SCSミュージカル研究所(022-224-7051)
または、オンラインチケット
ローソンチケット Lコード:26800
ちけっとぴあ Pコード:421-894
で、お求めいただけます。
勿論、ヒロセに直接お申込みいただいても構いません(^^)
2012年7月11日水曜日
目の当たりにしないと…
一昨日の月曜は、とあるグループに対する3回目の表現技術指導を福島県郡山市内で行いました。
なんでヒロセは福島にいっているのかという理由については、追々このブログでご紹介していきたいと思います。
さて、その稽古場となった郡山市のとある体育館。
この施設のロビーでは、学校帰りの子どもたちが大勢うつむいたまま携帯ゲーム機の画面に向かってゲームに興じていました。
こんな天気の良い日に、子どもたちが室内でゲーム機と遊ぶ。
その理由は、すぐにわかりました。
稽古の休憩時間に体育館を一回り散歩してみると、裏手にはこんな掲示が。
さらに施設内では、こんなものも見つけました。
小中高の生徒に配布されていると思われる副読本です。
内容についてはインターネットを通じても閲覧できます。(下記URL)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1313004.htm
パラパラめくってみると、20数ページの冊子で、子どもたちが身を守る方法として書かれているのは1ページとちょっと。子どもたちに対して放射能の知識を与えるのは良い事なのですが、何がどれぐらいキケンなのかは一言も触れられていません。
しかも、もし事故が起こったらと題して一番最初に書かれているのが「正確な情報をもとに行動する」です。
???!
「なんだか、どこにぶつけてよいかわからない怒りと涙が込み上げてきます」
と、 思わず友人にメールを送ると
「福島の思いは、こうして目の当たりにしないと共有できないのが悔しい」との返信。
まさに、そう。
子どもが絶望したり
何を信じてよいのかわからなくなったり…
大人たちは、そういう状況を
絶対につくってはいけない
郡山の夕暮れ前の風景を眺めながら
そのことを痛感しました。
冒頭の表現技術指導も
私たちのそんな願いを込めながら
舞台や音楽を通じ
私たちに出来る方法を用いて、
精一杯の取り組みを行っています。
なんでヒロセは福島にいっているのかという理由については、追々このブログでご紹介していきたいと思います。
さて、その稽古場となった郡山市のとある体育館。
この施設のロビーでは、学校帰りの子どもたちが大勢うつむいたまま携帯ゲーム機の画面に向かってゲームに興じていました。
こんな天気の良い日に、子どもたちが室内でゲーム機と遊ぶ。
その理由は、すぐにわかりました。
稽古の休憩時間に体育館を一回り散歩してみると、裏手にはこんな掲示が。
さらに施設内では、こんなものも見つけました。
内容についてはインターネットを通じても閲覧できます。(下記URL)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1313004.htm
パラパラめくってみると、20数ページの冊子で、子どもたちが身を守る方法として書かれているのは1ページとちょっと。子どもたちに対して放射能の知識を与えるのは良い事なのですが、何がどれぐらいキケンなのかは一言も触れられていません。
しかも、もし事故が起こったらと題して一番最初に書かれているのが「正確な情報をもとに行動する」です。
???!
大人でもよくわからない「正確な情報」を子どもにどう伝えれば良いのか!
「なんだか、どこにぶつけてよいかわからない怒りと涙が込み上げてきます」
と、 思わず友人にメールを送ると
「福島の思いは、こうして目の当たりにしないと共有できないのが悔しい」との返信。
まさに、そう。
子どもが絶望したり
何を信じてよいのかわからなくなったり…
大人たちは、そういう状況を
絶対につくってはいけない
郡山の夕暮れ前の風景を眺めながら
そのことを痛感しました。
冒頭の表現技術指導も
私たちのそんな願いを込めながら
舞台や音楽を通じ
私たちに出来る方法を用いて、
精一杯の取り組みを行っています。
2012年7月9日月曜日
2012年7月8日日曜日
ミュージカル「sakura」稽古場実況
本日も稽古場はフル稼働。
この春に若干稽古場スペースを拡張したはずなのですが、それでもこの人数ですとさすがに狭く感じてしまいますな。
ブログ読者のみなさんに、ちょっとだけ稽古場の様子を解説いたしましょう。
SCSのオリジナル作品、その創作現場は、独特の作り方で進んでいきます。
場合によっては、台本よりも先に、役者とダンサーに振付けが施され、と同時に場面が作られて行きます。
その際の振付けのスピードはとても早いので、数人の振付け助手が手早くダンサーたちをまとめて、すぐに場面を固めて行きます。
音楽班との連携も重要な課題。場面の雰囲気、尺、テンポなどを、演出助手がメモしながら作曲家への資料作りを同時進行で行います。
さて、梶賀センセから振付けされた直後、役者たちは間髪を入れず場面ごとにグループに分かれ復習とブラッシュアップが行います。センセの合図で再び、グループが合流してのおさらい。1場面を約40分程度で仕上げていきます。
その間、1分たりとも休憩はありません。
さらに、歌とお芝居の要素が次々と加味されていきますから、稽古場内は騒然としたり、静かになったり…大人も子どもも集中力を持続させることが求められます。
この作業を繰り返して、グランドミュージカルの場面が形成されてゆきます。
もちろん、この驚異的なスピードの場面作りについていくためには、日常のレッスンをしっかりと行って、基本となるパ(型)を出来るだけ習得しておく必要があります。
こうして作られていくダンサーのフォーメーションを基軸とした見事な場面展開は、今でも劇団四季の1972年頃から1985年までにつくられた梶賀千鶴子が関与したオリジナルミュージカルの再演を注意深く観ると、現在稽古場で作られているこの「梶賀千鶴子振付・構成」との共通点を随所で見いだす事ができます。機会があれば現在のSCSミュージカル作品と、過去に梶賀センセが関与した劇団四季ミュージカル作品をあわせて観てみてね。
今日はちょっと制作現場から企業秘密を暴露してしまいました。お稽古場を「アトリエ」と呼ぶ場合がありますが、まさにラフスケッチやデッサンから、次第に大画面の絵画が完成されて行く様子に似ていますね。
このアトリエで行われている通称「梶賀システム」によるこのスピードでの作品作り、こんな調子でかれこれ20年以上続いています。その間、大小含めて1990年以降の梶賀千鶴子台本によるオリジナル作品の本数は140本を超えました。
尚、舞台スタッフからは「梶賀マジック」とも呼ばれるこの手法。一方で制作サイド泣かせの一面もございます。キケンですので良い子は決してマネをしないように(笑)
この春に若干稽古場スペースを拡張したはずなのですが、それでもこの人数ですとさすがに狭く感じてしまいますな。
ブログ読者のみなさんに、ちょっとだけ稽古場の様子を解説いたしましょう。
SCSのオリジナル作品、その創作現場は、独特の作り方で進んでいきます。
場合によっては、台本よりも先に、役者とダンサーに振付けが施され、と同時に場面が作られて行きます。
その際の振付けのスピードはとても早いので、数人の振付け助手が手早くダンサーたちをまとめて、すぐに場面を固めて行きます。
音楽班との連携も重要な課題。場面の雰囲気、尺、テンポなどを、演出助手がメモしながら作曲家への資料作りを同時進行で行います。
さて、梶賀センセから振付けされた直後、役者たちは間髪を入れず場面ごとにグループに分かれ復習とブラッシュアップが行います。センセの合図で再び、グループが合流してのおさらい。1場面を約40分程度で仕上げていきます。
その間、1分たりとも休憩はありません。
さらに、歌とお芝居の要素が次々と加味されていきますから、稽古場内は騒然としたり、静かになったり…大人も子どもも集中力を持続させることが求められます。
この作業を繰り返して、グランドミュージカルの場面が形成されてゆきます。
もちろん、この驚異的なスピードの場面作りについていくためには、日常のレッスンをしっかりと行って、基本となるパ(型)を出来るだけ習得しておく必要があります。
こうして作られていくダンサーのフォーメーションを基軸とした見事な場面展開は、今でも劇団四季の1972年頃から1985年までにつくられた梶賀千鶴子が関与したオリジナルミュージカルの再演を注意深く観ると、現在稽古場で作られているこの「梶賀千鶴子振付・構成」との共通点を随所で見いだす事ができます。機会があれば現在のSCSミュージカル作品と、過去に梶賀センセが関与した劇団四季ミュージカル作品をあわせて観てみてね。
今日はちょっと制作現場から企業秘密を暴露してしまいました。お稽古場を「アトリエ」と呼ぶ場合がありますが、まさにラフスケッチやデッサンから、次第に大画面の絵画が完成されて行く様子に似ていますね。
このアトリエで行われている通称「梶賀システム」によるこのスピードでの作品作り、こんな調子でかれこれ20年以上続いています。その間、大小含めて1990年以降の梶賀千鶴子台本によるオリジナル作品の本数は140本を超えました。
尚、舞台スタッフからは「梶賀マジック」とも呼ばれるこの手法。一方で制作サイド泣かせの一面もございます。キケンですので良い子は決してマネをしないように(笑)
2012年7月6日金曜日
七ヶ浜情報
木曜日。
そう、毎週木曜日は宮城県七ヶ浜町にある国際村ホールに通う日です。
施設内をフルに活用して、ミュージカルグループNaNa5931(ななごーきゅーさんいち)、
そしてパーカッションアンサンブルグループGroove7(ぐるーぶせぶん)のお稽古が行われています。
ご承知のように、七ヶ浜町は東日本大震災による津波被災地です。
津波によって町の面積の3分の1が流されるという甚大な被害を受けました。
でも、こどもたちは元気です。
ご覧のようにホールでは、8月の名古屋・東京公演にむけて、NaNa5931のメンバーが汗を流しています。
ここは文字通り海辺の町。この町に七つの浜があることに由来する町名です。
その浜のひとつ。菖蒲田浜(しょうぶたはま)は宮城県内有数の海水浴場として知られています。
しかし、この夏も震災の影響は続いており、海開きは出来なのだそうです。
写真は1ヶ月ほど前の菖蒲田浜の様子。
それでも今年、菖蒲田海まつりは開催されるとのことで、そのおまつりにGroove7も参加ご招待を受けました。
昨夜は、そのおまつりで共演するイノックさんやレラートさんら、ドラムカフェのみなさんとGroove7の合同練習がありました。
とても楽しそうな練習風景です。
菖蒲田海まつりは、7月28日(土)15時~19時 七ヶ浜町の菖蒲田浜で行われる予定だそうです。
SCSミュージカル研究所の公演と同じ日。残念ながらヒロセは観にいけず。
お近くの方は是非28日(土)は海祭りへ。そして翌日29日(日)は電力ホールへどうぞ!(^^)
そう、毎週木曜日は宮城県七ヶ浜町にある国際村ホールに通う日です。
施設内をフルに活用して、ミュージカルグループNaNa5931(ななごーきゅーさんいち)、
そしてパーカッションアンサンブルグループGroove7(ぐるーぶせぶん)のお稽古が行われています。
ご承知のように、七ヶ浜町は東日本大震災による津波被災地です。
津波によって町の面積の3分の1が流されるという甚大な被害を受けました。
でも、こどもたちは元気です。
ご覧のようにホールでは、8月の名古屋・東京公演にむけて、NaNa5931のメンバーが汗を流しています。
ここは文字通り海辺の町。この町に七つの浜があることに由来する町名です。
その浜のひとつ。菖蒲田浜(しょうぶたはま)は宮城県内有数の海水浴場として知られています。
しかし、この夏も震災の影響は続いており、海開きは出来なのだそうです。
写真は1ヶ月ほど前の菖蒲田浜の様子。
それでも今年、菖蒲田海まつりは開催されるとのことで、そのおまつりにGroove7も参加ご招待を受けました。
昨夜は、そのおまつりで共演するイノックさんやレラートさんら、ドラムカフェのみなさんとGroove7の合同練習がありました。
とても楽しそうな練習風景です。
菖蒲田海まつりは、7月28日(土)15時~19時 七ヶ浜町の菖蒲田浜で行われる予定だそうです。
SCSミュージカル研究所の公演と同じ日。残念ながらヒロセは観にいけず。
お近くの方は是非28日(土)は海祭りへ。そして翌日29日(日)は電力ホールへどうぞ!(^^)
2012年7月4日水曜日
2012年7月2日月曜日
2012年7月1日日曜日
ご褒美
先週東京出張から戻り、急いで七ヶ浜の稽古場へ。
正直、少々疲労がたまっている感じはあったものの、
七ヶ浜の子どもたちの元気な姿に励まされておりました。
稽古場での子どもたちの姿はおとなを元気にしますね。
さらに、
稽古や打ち合わせを終えた帰り際、局長からの思わぬプレゼント!
コレです。
急いで仙台に戻ると、行きつけのお店の親方にお願いして
あけていただきました。
梶賀センセも大満足。
なんてったて、お店の親方もうならせる最高級の七ヶ浜のウニです!
どうかこれで、台本仕上げていただく活力となりますように♪〜( ̄。 ̄)
実は、
前日の東京ナイト。
僕は、作曲家の上田さんのご自宅におりました。
告白します。
実は前日もヒロセは美味しいものを頂いておりましたm( _ _ )m
上田さん自ら焼いてくださったリブロースステーキ!
これです。(お部屋のピアノをバックにパシャリ)
これは、僕がこれまで食べたどのステーキよりも美味しかった。
どうやら上田さんはステーキを美味しく焼く秘策を発見したらしいのです。
どこまでもクリエイティブです。
二人で夜更けまで話し込んだ内容もクリエイティブ。
すいません、そんな訳で先週は2日続けてご褒美をいただいてしまいました。
さて、あっという間に7月です。
今月は電力ホールにてSCSミュージカル「sakura」の本番!
今月は、成功の美酒とおいしいご褒美を楽しめるよう
梶賀、上田の両センセ、ともにがんばりまっしょい!
正直、少々疲労がたまっている感じはあったものの、
七ヶ浜の子どもたちの元気な姿に励まされておりました。
稽古場での子どもたちの姿はおとなを元気にしますね。
さらに、
稽古や打ち合わせを終えた帰り際、局長からの思わぬプレゼント!
コレです。
急いで仙台に戻ると、行きつけのお店の親方にお願いして
あけていただきました。
梶賀センセも大満足。
なんてったて、お店の親方もうならせる最高級の七ヶ浜のウニです!
どうかこれで、台本仕上げていただく活力となりますように♪〜( ̄。 ̄)
実は、
前日の東京ナイト。
僕は、作曲家の上田さんのご自宅におりました。
告白します。
実は前日もヒロセは美味しいものを頂いておりましたm( _ _ )m
上田さん自ら焼いてくださったリブロースステーキ!
これです。(お部屋のピアノをバックにパシャリ)
これは、僕がこれまで食べたどのステーキよりも美味しかった。
どうやら上田さんはステーキを美味しく焼く秘策を発見したらしいのです。
どこまでもクリエイティブです。
二人で夜更けまで話し込んだ内容もクリエイティブ。
すいません、そんな訳で先週は2日続けてご褒美をいただいてしまいました。
さて、あっという間に7月です。
今月は電力ホールにてSCSミュージカル「sakura」の本番!
今月は、成功の美酒とおいしいご褒美を楽しめるよう
梶賀、上田の両センセ、ともにがんばりまっしょい!