いぎりすはあまりに遠し
せめては古き地図をみて
きままなる旅にいでてみん。
替え歌ならぬなんちゃって「替え詩」で遊んでいます(^^)
元ネタは、ご存じ萩原朔太郎先生の『純情小曲集』より。
何せ純情の純ですからね。
コロナにて『旅上』ならぬ「無常」でありますなぁ(笑)
2ヶ月うちに5作品、10ステージを上演した我々はしばし、休憩モード。
急ぎすぎるとろくなことはない。急速充電を繰り返すことが電池の寿命を縮めることもあるそうだ。そこで、今週は休息充電! などと、一日ゆっくりしただけでオヤジギャグを考える余裕も出てきた(笑)
さて、ここ数日で急に秋めいた気候になった。
事務所近くを散歩しながら、昨夜、英国ケンブリッジに住む友人とZoomで話したことを思い出した。ケンブリッジも今は仙台とさほど変わらない気温だとのこと。
そして英国という単語でさらに思い出した。すなわち私は学生時代に英国ロマン派の詩人たちの作品に触れる機会があった。夭折の詩人、ジョン・キーツ の有名な一節を初めて目にしたのもその頃である。そして何故かその音律は私に秋を連想させるのである。初めて読んだのが秋だったからだろうか。いつか秋のケンブリッジも訪れてみたいものだ。
A thing of beauty is a joy for ever:
Its loveliness increases; it will never
Pass into nothingness; but still will keep
A bower quiet for us, and a sleep
Full of sweet dreams, and health, and quiet breathing.
これは『Endymion』冒頭の一節。初めて読んでから約40年。この頃ようやく、quiet breathing という部分が実感としてわかり始めた。
キーツ のことは映画にもなっている。「休息充電」ついでに、書棚からDVD引っ張り出してPCで観た。
ラストシーン、喪服姿で、キーツの詩を口にしながら冬枯れの森を彷徨うように歩くフィアンセの姿、そこからエンドロールへの流れは、何度観ても泣けてくる。
おかげさまで、先月の舞台公演再開は無事でした。
今日から再び劇場入りです。今月の公演も無事に、安全に、楽しく千穐楽を迎えられますように。
昨日は、2時間ほどの隙間を見つけて秋保温泉のお湯に入ってきました。
温泉街の木々もほんのり色づきはじめ、
ほんのり人影も戻ってきているようです。
短い時間でしたが英気を養うことができました。
観光、宿泊業も大変なようですが、国難ともいえるこの局面をともに乗り越えていけますように。
いけないわ、いけないわ、と思いつつの
夜ラー。
10年ぶりぐらいの仙台駅東口ちばき屋さん。
煮たまご乗せ支那そば、ねぎトッピング。
あったかいものがさらにおいしい季節になってきましたね。
ああ、いけないわ(笑)
それほど温泉好きではなかった私ですが、3年ほど前からでしょうか、週に1回はお湯に浸かりたいという気持ちが抑えられません。
「事務所から車で25分で湯ぶねにちゃっぽ~ん」という恵まれた環境が、それに拍車をかけています。
身体を芯からあっためるのは、よい事。
気分も免疫力もアップして次の仕事へのモティベーションが上がります。
それは「言い訳」という声も聞こえてきそうですが、「良い訳」とすぐに脳内変換している私(笑)
Facebookでどなたかが「東北道の国見PAの施設が新しくなった」と書かれていたことをふと思い出して、郡山での講義を終えた帰り道に立ち寄ってみました。
綺麗でとても大きな施設に変身していました。
そして何とあの「雑記帳」も復活しているではありませんか!
毎週米沢にミュージカルの指導で通っていた頃、スタッフと共にここで夜食を食べななら雑記帳を読んでいた懐かしい思い出が蘇りました。
赤ペン先生ご健在かな?