久しぶりに山に入りました。
鳴子温泉近くの山林にて。
ほんの15分程度でしたが、森林浴。
マスクを外して深呼吸してみれば、
なんともいえない解放感!
今日も、生きていることに感謝。
LPレコードを買うお小遣いが無かった私は、『氷の世界』を所有する友人に頼んで、カセットテープに録音してもらって部屋のラジカセをベッドの頭の方に設置して、毎晩聴いていた。ギターのフレーズや陽水さんの声、すべてがカッコよく思えた。このアルバムが「ロンドン録音」ということを知って、ブリティッシュロックに興味を持ち始めたのもこの頃であった。
ただし、陽水さんがつむぐ歌詞はメタファーに溢れ中学生の私には、少々難解で、しかし、その言葉たちが醸し出す不思議な世界観は、まるでベッドからラビリンスに引きずり込まれるかのごとく。当時の私には大変に魅力的であった。
1960年代後半から1980年代初頭にかけての日本の音楽や、欧米のロックシーンは、間違いなく今の音楽につながっている。良い時代に音楽体験したとつくつく思う。ベンチャーズ、ビートルズやローリングストーンズ、クイーンやレッド・ツェッペリン、果てはジミ・ヘンドリックス、ジョン・コルトレーン、マイルス・デイビス、TOTO、スティーリー・ダンに至るまで、夢中になって聴きまくったアーテストたちは枚挙にいとまがない。芳醇な音に溢れた時代であったと言ってよい。ラップ的なアプローチは当時すでにスティーヴィー・ワンダーが自然な形でやっていたし、日本のヒット歌謡曲のアレンジは、ほとんどアメリカのロックシーンのパクリみたいな状態になっていたこともあった。
そういえば、最近若者が目のあたりまで髪を垂らしているのを見かけるが、それはもう、西城秀樹さんが70年代にやっていた。確かに私も昔、髪を伸ばしてカッコいいと思っていた時代があったなぁ。
若者よ、前髪垂らすのは今だ。
それがまだ出来るうちにやってみておいた方が良い(笑)
雪国で育った私は、雪に纏わるその大変さや厄介さは知っているつもりだが、決して雪が嫌いではない。
近所に住む兄の家で新春恒例の二人新年会(コロナの時代にあっては二人にちびちび静かに飲むのがちょうどよい宴でもある)で一献やったあと、外に出たら、随分と冷え込んでいた。中途半端に降って溶けかかった雪の道をザクザクと足音を立てながら歩く。
夜の散歩道は昭和のメロディーへ追憶の時間となる。
あけましておめでとうございます。
皆さまは、どんな元旦をお過ごしでいらっしゃいますでしょうか?
パンデミックにより世界中をつつむ不穏な空気感のなかで迎えた2021年、辛丑(かのとうし)です。
昨年は、図らずも私たちが携わる舞台芸術や音楽の本質について自問自答する年でありました。そして、何をするにもひと手間ふた手間増えてしまった感がありました。しかし、学んだことも多く、その最たるものが「予防」です。つまりは予め対策を講じることの重要さです。
さて、一年の計は元旦にありなどと申しますが、光陰矢の如し。毎年気が付くと節分やひな祭りがやってきてしまう私の生活。今年はそうならないようにしなくてはなりません。
辛丑には新しいことを始めるのも吉とされているそうです。そこで昨年秋に「予め」準備をはじめました。即ち自分たちがつくる舞台を映像化して発信することをはじめることにいたしました。いわゆるオンデマンド配信です。
そしてこの度ベテランと優秀な若手スタッフがプロジェクトチームを組んで素敵な映像作品をつくってくれました。
明日1月2日午前零時(米国東部時間1月1日10時)にSCSミュージカル研究所として最初の有料配信を開始いたします。予告編はこちら。視聴方法など詳しくはSCSのホームページをご覧いただければ幸いです。
実は、不肖ヒロセ純、生まれたのは前回の辛丑年であります。良い意味で区切りの年となれるよう精進していきたいと思います。
皆さま、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。