四月生まれのせいか、この時期に咲くありふれた花がなんだか愛おしく感じる。
美味しい歌舞音楽舞台
創作ミュージカル制作の活動を続けている筆者の日常。
2024年4月19日金曜日
たんぽぽ
四月生まれのせいか、この時期に咲くありふれた花がなんだか愛おしく感じる。
2024年3月12日火曜日
海
昨日は、2時46分にSCSミュージカル研究所のお稽古場で、有志の研究生たちと黙とうを捧げました。
一昨日は、宮城県七ヶ浜町にある七ヶ浜国際村ホールでSCS心の復興ミュージカル『忘れたい忘れない』を上演しました。ご来場くださった皆様に心より感謝申し上げます。
(ちょっとネタバレですが)作品中、演出でホリゾント幕を開けお客さまに七ヶ浜の海を見ていただきました。
何度も泣けた、という感想を多くのお客さまに頂戴しました。
涙は、心を癒すお薬です。
2024年2月26日月曜日
職湯接近
事務所から車で25分程度走ると、秋保(あきう)温泉に到着する。
というわけで、定休日の無い私は時々ちらっと事務所を抜けて秋保温泉に。職住接近ならぬ「職湯接近」である。仕事場から近いところに温泉地があるという大変ありがたい環境ながら、たまには違う泉質、もっと濃い感じのお湯が恋しくなる。
宮城県には鳴子温泉という多種多様な泉質の楽しめる場所があるが、仕事場から行くには往復で一日がかりになってしまう。
そこで、たまにお邪魔するのが三本木の田んぼの真ん中にある日帰り温泉施設、豆坂温泉三峰荘さん。
源泉かけ流しの熱めのお湯がたまりません。
身体の芯からあったまるのを実感できます。次の仕事への活力が湧いてきます。
写真は三峰荘さんでいただいた中華ざる。
2024年1月31日水曜日
明るい光
数年前から発信の場を徐々にFacebookに移したことでブログの更新ペースがダウンしている。SNSはそれぞれに特徴があり使い方も工夫が必要である。総じてSNSでだらだらと文章を書くのはその特性から馴染まない。短い言葉での発信が好まれる。そういう意味でブログは個人によるSNSとは角度の違う媒体になりうるだろう。
しかし、そうした短い言葉での発信は、時代が変化したのではなく、短い文には力があるからという風にも解釈できるのではなかろうか。例えば、1963年のキング牧師による有名な演説での冒頭、"I have a dream."という言葉のポテンシャルはすごい。
さて、私のブログの更新がスローダウンしているからといって、生活もそうかと言えばそうでもない。相変わらずである。目の前の仕事に追われることもあるが、週に1~2回の温泉(笑)のほか、月に1~2本は、プロアマを問わず生の舞台を観るように心がけている。
あっという間に1月も最終日。因みに今月観た舞台で印象に残ったのは、劇団 短距離男道ミサイルによる「みちのく超人伝説Ⅱ 奥州藤原篇『黄金黎明伝TSUNEKIYO X The Golden Dawn』-Episode 0- 千年後のあなたへ」(1月19日の初日を観た。@パトナシアター)という作品。何より感動したのは、彼らのエネルギー、パッション。見習いたいところもたくさんあった。そして、コミカルな演技。東北人の私が言いたいこと、台詞の随所にあり。スカッとする。一見ばかばかしいように見える表現にも、深みを感じる。我々も10数年前に平泉ミュージカルで藤原氏四代のことは取り上げたけれど、この作品はそのちょっと前の歴史に光を当てている。表現方法は違えど、こうした若手の活躍は大いに嬉しく、気持ちも華やいだ。
舞台写真は自由に撮ってよい、とのことだったのでスマホで1枚だけ撮った。初めて見る作品、果たしてシャッターチャンスとしてはどうだったのかわからない。今時は先のSNSの発達により、観客も広報宣伝の要員になりうる。良い作品は喜んで宣伝要員になろうと思う。
それから、スタッフに一時期私が専門学校で講師をしていた時の教え子2人の名前があった。彼らが音響や舞台美術に関わりながら地元に根を張りしっかり。こうした作品を支えていることに、さらに明るい光を感じた。応援していきたい。若い世代の活躍、これから益々楽しみである。
2024年1月7日日曜日
空
元旦の揺れは、帰省していた米沢市でも震度4を観測するほどであった。
1週間が経った。日を追うごとに判明してくる令和6年能登半島地震の被害の大きさ。
ニュース画像を観るたびに心が締め付けられる思いだ。
被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
13年前の2011年に私たちが3月11日を境に被災者と呼ばれ、住む場所は被災地と呼ばれたことを思い出す。人生にはある日突然、想像もつかなかったことが何度か訪れる。
そして、被災した直後は、皆の安否確認や食料探しをしながら、何度も空を見上げていたことを思い出した。
2023年12月30日土曜日
元気に育て
土の代わりに再生粉砕パルプを使用しているという「ねこ草」栽培セットを娘が買ってくれたので、早速育ててみた。
こんな紙のようなものの中から、果たして芽が出てくるのだろうかと半信半疑であったが、水をやってから5日ほどしたころだったであろうか、その紙のようなものの表面から、ぽよぽよとした芽が出て来てた。その日から彼らは毎日元気に天に向かってどんどん伸び始めた。
こんなに、毎日、植物を観察したのは人生初めてかもしれない(笑)。観察していて素朴な疑問が湧いた。彼らはどうして天の方向がわかるのだろうか?ちょっと調べてみると、どうも根っこに重力センサーのようなものがあって、そこで天を目指して芽を出すことが出来るらしい。
しかし、彼らは近い将来「食べられるために」その美しく緑色をたたえた身体を伸ばし続けているのだ。わかっているのだろうか…
考えてみると我々哺乳類は、もともと生きていたものを口にしていのちを長らえている。毎日元気に身長を伸ばしている草たちを見ていて、かなり複雑な気持ちになった。毎日見ていれば情も移る。
ふと、以前読んだ『植物はなぜ薬を作るのか』という本を読み返してみた。元素や化学物質に関する言葉も多く、読みこなすのにちょっと力の要る本であったが、あらためてページをめくると、今の私にとってその内容は多くの示唆に富んでいた。読み返しで得した気分。
何十年生きても世の中は分からないことだらけだ。当たり前と思っている事ほど奥が深い。それにしても、動物のようには動けない彼らの所作には、我々の理解を超えて「意思が」があるとしか思えない。紙を突き破る程のこのパワーの源は本当のところ、何処から来ているのか。果たして、この草たちを猫に与える時、私は悲しみや喜びや感謝の入り混じった気分になるに違いない。
植物に限らず、人間はコマーシャリズムの名のもとに、多くの生命を生産し奪う行為をし続けている。そして、正義の名のもとに、今年も相変わらず人間同士でも殺生を行う歴史が繰り返されている。
私たちは自然の一部であることを忘れてはいけないと思う。植物たちからも大きな恩恵を受けながら生かされている。平和を願い、そのために私たちに何ができるのか、ねこ草に「元気に育てよ」と声をかけつつ、世にある様々な矛盾で混濁した脳みそが自問自答する年末晦日。
2023年12月8日金曜日
旧交を温める
今週は懐かしいメンバーとお会いする機会を得ました。
その昔、新潟を含む東北の民放地方局7局をネットワークしたドキュメンタリー番組の司会をやらせていただいていた頃のディレクターチームと一献。
あの時代から30年の時が流れて、当時若手のホープと言われていた皆さん、当然のことながらすっかりそれぞれ立派な肩書になられていました。
尤も私自身、「旧交を温める」というような言葉が使えるほど歳だけは重ねて来ているわけですが…
大いに笑って、大いに食べて、下戸の私も少しばかり酒を飲みました。
写真は、その番組のなかで特別につくっていただいた絵ろうそく。山形県鶴岡市でつくられたものです。今も私のオフィスにちゃんとあります(笑)
2023年11月30日木曜日
頂く
明日から師走。
先日、慰労という名目で、鰻をご馳走になる機会を得た。
場所は事務所から徒歩で2、3分のところにある老舗鰻屋さんであるが、なかなか暖簾をくぐる機会がない。
当たり前のことであるが、人はもともと生きていたいのちを頂いて生きることができる。そして美味しいものを頂くと生かされているとつくづく思う。
当たり前の反対語は「ありがとう」。
一年の締めくくりを頑張れそうだ。
しかし、単純に「うまい」。
これに尽きる。
2023年10月24日火曜日
緩急
記録的な猛暑が過ぎて、突然秋のど真ん中に来たような雰囲気の仙台。
急激な温度差で今日は流石にストーブに火を入れました。
締め切り迫った仕事も有りますが午前中は温泉♨️、昼はお気に入りのラーメン店で英気を養い、午後からじっくり音づくり。
よく良い仕事するためには生活にも緩急、メリハリつけた方がいいと言われますが、この秋は「急激にきた」感じもあり、地球さん緩急つけすぎの気がいたします。
街路樹の色づきも戸惑っているようですし、異常気象でどんぐり不作。クマさんたちも里に下りてきています。
おかげで、私の場合せっかくの「食欲の秋」が、短めに。
2023年9月15日金曜日
暑い時に
何だか月イチペースになってしまっているこのブログです。先月の記事には「立秋」と書いたのに、ぜんぜん秋の気温じゃないままに気が付けばもう9月の半ばです。
暑い時には朝から熱いお茶を、そして冷たい食べ物は控えるというのは、いつかの台湾旅行で出会った占い師のことば。
そんなわけで、釜揚げうどんいただきました。
たいへん美味しゅうございました。