2023年2月8日水曜日

いただく

過日、ワカサギ釣りに出かけてきたという友人の釣果をいただく機会がありました。

釣ったワカサギを友人が干したものということでしたが、炭火でさっとあぶっていただくと、これが何とも言えないおいしさ。
ワカサギ釣りの状況や楽しさなど、彼の話に聞き入りながら、下戸の私も思わずお酒をちびっと行きたくなるような一瞬。上戸の友人たちは言わずもがな。


しかし、小さな一尾といえどもひとつのいのち。
我々人間は、他のいのちをいただかないと生きていけない、そして、こうして生かしていただいているのだなぁ、と、ワカサギちゃんたちを見ながらつくずく思うのでありました。
有難し。いただきます。


2023年1月23日月曜日

マメちゃん

 現在の事務所に移る前、私の旧い事務所には、いわゆる保護ねこが5匹いました。



彼らは「事務所ネコ」として当時のスタッフやお客様みんなに可愛がって貰っていました。そのうちの一匹、マメちゃん(写真)。
思い起こせば2003年5月に某専門学校研修の生徒引率で、名取市閖上(ゆりあげ)地区の海岸を訪れた時に、かすかな鳴き声が私の耳に届き、林の中の段ボールに一匹だけで居たところを見つけて保護した猫。どれぐらい放置されていたのか、脱水症状など酷く、私はすぐ病院に連れて行きました。
抱き上げた時全身真っ黒で掌に乗るほど小さかったので、「黒豆みたいだ」と私が言ったとこからついた名前がマメちゃん。上の写真はその後一週間ほど入院加療し元気になって退院出来た時の一枚。

このマメちゃんが今日未明、天国に旅立ちました。
あと3ヶ月で20歳というところでしたから、もう少し生きて欲しかったのですが、事務所ネコたちのなかでは一番長く生きて、私たちにたくさんの思い出を残してくれました。

ありがとうマメちゃん。

あっちに行ったら、また先輩事務所ネコたちと走り回って遊んでね。
そして、いずれ私たちがそっちに行った時、また会えるといいなぁ🐈‍⬛覚えていてくれたら嬉しいなぁ。




2023年1月3日火曜日

自然体

あっという間の正月休みでした。しかし普段のお正月よりは少しゆっくりと出来たかもしれません。はじめて仙台で年を越しました。
明日から仕事始め。本格的に令和五年をはじめます。

お正月は、ブログやSNSなどで一年の意気込みなどを表明する方がたくさんいらっしゃいます。そこで、私も、と思いつつ、はて?
会社や団体の目標ならばともかく、個人的な目標のようなものがどうも思いつきません。

この休みもギターを弾いたり本を読んだりボーっとしていたりしたのですが、私の場合は個人的な目標など立てず、おそらくそんな「自然体」でいることが一番よいのでしょう。
実は、小学生から剣道を始めて中学、高校と剣道部に所属していた私にとってこの「自然体」という言葉は、軽々に言える言葉ではありません。
私の理解している自然体とは、どこにも力が入っていなくて攻防にもっとも適した状態を指しています。したがって自然体は剣道の基本姿勢と言われていますが、私のような凡人には到底達し得ない極意のようにも感じます。

もう少し柔らかく考えれば、身体にも心にもストレスをかけないことが重要ということなのでしょう。そうすれば、パフォーマンス能力を100%発揮できると。

さて、今年は、というか新年だからと気負うことなく、引き続き一日一日を昨年同様楽しみながら自然体を目指すことといたしましょう。おっと、これも目標と言えば目標になるのでしょうか。

皆さま、本年もどうぞ良い年になりますように。
そして、SCSミュージカル研究所と子どもたちのことも引き続き何卒御贔屓に、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(お正月の愛宕神社を望んで)

2022年12月16日金曜日

みかんの香り

 先日、某ベテラン俳優さんから事務所に差し入れが届きました。



甘くておいしいみかんをほおばりながら、こたつでみかんを食べなくなってから何年経つのかなぁ、などと思っていました。猫のにぶつかったりしないようにと、こたつにそっと足を入れた懐かしい感覚もよみがえってきます。

そんな記憶が残る昭和の時代は、ねこも人間も、今よりはるかに自由だったような気もいたします。

令和になってから感じている獏とした時代の不安も、ひととき、頂いたみかんの香りが和らげてくれるようです。


2022年11月26日土曜日

駆け足

ほんとうにもう、駆け足で今月も過ぎてゆきます。

そう感じているのは、実は私だけではなく「時間が止まって欲しい」とメッセージをくださったかたもおられました。師走に向けて皆さんお忙しい日々が続くのでありましょう。

10月のSCSミュージカルナンバーコンサートに引き続き、11月は5Gを用いて遠隔地2カ所を結んでの実証実験公演、七ヶ浜ミュージカル…
コロナ禍でも公演活動を実現したいというみんなの思いを受け止めながら、慎重に事をすすめていきます。

来月も盛りだくさん。テンションがかかった状態がつづきますけれど、ほんのちょっとの時間でも心を休める時間を上手につくりたいものです。



さてと、引き続きがんばります。


2022年10月1日土曜日

秋の光

私がそれまで勤めていたコンピュータの会社を辞めて、音楽や舞台の仕事を始めようとした時に、物心両面で大変お世話になった方がいた。

以来、時には兄貴のように、時には親友のように、彼と話をしているだけで、いつも自分の行く末は明るいような気分になれた。

ところが、その彼は6年前にこの世を去った。彼の夢はたくさん聞いていたから胸中の無念を思うと当日の私は辛い気分になったものだった。

今日はその彼の誕生日。そして今年、私は彼が生きた年月を追い越した。今まではなぜか彼がこの世に居ないことを認めたくなく、お墓に手を合わせようという気にはなれなかったのだが、彼よりも長く生きたとたんに会いたくなった。

今日思い立って彼の墓があると聞いていたお寺さんを訪ねた。

彼と再び話をするのは命日ではなく、誕生日が良いと思っていたから、今日しかないと突然思い立った。お寺の方に場所を訪ね、静かに墓前に立った。これまでの不義理を詫び、昔のように、これからの事について心の中で彼と対話した。

お墓のそばの大きな木を見上げた時、空はどこまでも澄み切って、秋の陽が眩しかった。



ボブディラン風に言えば、答えは秋の光の中に。



2022年9月20日火曜日

台風は過ぎていきました

  「危険な」と形容されていた台風14号、仙台はほとんど被害なく、どうやら通り過ぎていったようです。

  仕事の合間に遅い昼食を取った立ち食い蕎麦屋では、私の直後に入店して食券を買い求めていた高校生っぽい男の子二人組「今日はちょっと寒いよね」と会話しているのが漏れ聞こえてきました。



それからさらにいろいろと用足しをして、事務所へ戻る帰り道、なんだかオレンジがやたらと大げさな夕焼けでした。

台風が過ぎるたびに秋が深まっていくようです。


2022年9月9日金曜日

ジン

イギリスへ行きたしと思へども

イギリスはあまりに遠し

せめては倫敦生まれのジンを買い

きままなる旅にいでてみん。



今週はじめそんなことを思いながらの帰り道に購入していたボンベイサファイア。そして入ってきた訃報。

在位70年。お会いしたことはございませんが、映像や画像を通じても伝わってくるあの品格と笑顔は、地球上の多くの人々の心に刻まれていることでしょう。

どうか安らかにおやすみください。


2022年8月29日月曜日

 道路の向こうにあるビルの建て替えで、ちょっぴり広くなった事務所の窓から見える空。

子どもの頃の夏休みは、花火や海、虫とりなどと、楽しい記憶。しかし、歳を重ねてからの夏、特に8月は、なんだか哀しいことが多い気がします。

「空を良く見上げるひとに、悪いひとは居ない気がするわ」と言っていた懐かしい人の声が聴こえたような。

今年も8月が過ぎて逝きます。


2022年8月10日水曜日

夏休みします

先月末に開催したSCSミュージカル『門 -the Gate-』公演では、新型コロナウイルス第7波が到来する中、感染症対策を行いつつ制作を進めていきました。おかげさまでご覧いただいたお客さまからは、大変好評をいただき幕を閉じることができました。公演の様子はSCSミュージカル研究所のインスタグラムなどでもいくつか写真を紹介しておりますのでご覧いただければ幸いです。この場をお借りして、『門 -the Gate-』公演実施に際しご尽力いただきました全ての皆さまに心から御礼申し上げます。

開催にあたってはこれまで以上に感染予防対策を施しました。ただ世の中のあまりに急激な感染拡大のため、公演直前に出演者に陽性反応者が出ないかどうか、また公演直後関係者に体調不良者が出ないかどうかなど、正直なところハラハラいたしました。おかげさまでみな元気に翌週からのお稽古を開始することが出来ました。

お稽古場は現在、リアルのレッスンと同時にオンラインでのレッスンも同時進行で行っています。こういう時代ですから、私たちも様々な工夫を凝らし知恵を絞って、何としても子どもたちと一緒に創る舞台の継続的な実現を図っていきたいと考えています。

クオリティの高い仕事を目指すためには、休むこともとても重要ですね。因みにSCSミュージカル研究所では、明日から4日間夏休みとなりますのでお知らせいたします。


(写真は昨年夏に撮った松島での一枚)