2021年5月30日日曜日

曇りなき心の月

従前の記事で、スーパームーンのことに触れたが、実は先週のこと、顔や腕や足の先辺りの細胞が動き出しているような感覚の夢を見た。目を開けるとそれは部屋の中を明るく照らす「月光」の仕業であった。
美しい、何とも美しい光である。

うっかり西の窓のカーテンを閉め忘れて眠りに落ちてしまっていたらしい。私は全身に月光を浴びていた。




目が覚めしまったので、暫くその月光を浴びていると伊達政宗公の辞世の句「曇りなき心の月をさき立てて、浮世の闇を照らしてぞ行く」の中に出てくる「月」の事が思い出された。

この句の現代語訳の多くは「心」の部分が殆ど触れられていないか、または私にとってしっくり来ない訳が多かった。心がその前後のどちらにかかるのか若しくは両方にかかるのか…長い間浅学の私にとっては謎が多すぎる句であった。しかし、この晩私は月光を浴びながら、腑に落ちた。
ひょっとすると「照らしてぞ行く」に祈りが込められているのではないだろうか。

腑に落ちたこの感覚を胸に、今夏のミュージカル『梵天丸』のプロデュースを成就させたい。

スマホの写真ではわかりづらいが、赤い光の右下、暗くなっているあたりに政宗公が眠っている。
満月直前の月は、そこをめがけて沈んでいくようにも見えた。





2021年5月26日水曜日

ムーン

今夜は24年ぶりのスーパームーン皆既月食とか。

24年前と言えば、年に何度か米国へ行っていた頃。皆既月食の記憶が無いのはそのせいか?それとも単に忘却の彼方へ記憶が押しやられたのだろうか?ただ「スーパームーン」とか「ブルームーン」なんて言い方は耳にしたことはなかったなぁ。

さて、この時期に外を歩くのは気持ちが良い。仕事の合間に散歩していると街の様変わりと月日の流れをあらためて感じる。30数年前ビルの23階で仕事をしていた自分はどこにいったのだろうか。今はその向かいにさらに高いホテルが。日常の雑事をちょっと忘れて頭が整理されていくような気がすることがある。

 


 

文字通り「気のせい」かもしれないが(笑)

 

2021年5月24日月曜日

足踏み式消毒スタンド

今日は、仙台市の大規模接種会場で高齢者向けのワクチン接種がはじまったというニュース、そして宮城県内の新規感染者が一けたになったというニュースが流れていた。

一時は新規感染者が200人を超えたこともあった仙台だから「一けた」になったと聞くとちょっと安心してしまいそうだが「順調に見える時が一番危ないのだ」と教えてくれたのは、私が大学を出て会社員になった時の最初のボス…もう30年以上前のことだが。その後自分で会社を経営するようになっていまだにその言葉を時々思い出す。

数字だけを見れば、感染者がこの辺で減り始めているようにみえるが油断禁物。こういう時こそ気を引き締めておかなくては。先日オフィスと稽古場に、足踏み式消毒液スタンドを合計3台追加導入した。なんとドラムセメーカーとして有名なパール社製である。


 

ハイハットスタンドや、パーカッションなどの小物置きを組み合わせたものだろうか。なかなか頑丈でよい(^^♪ さらにハイハットペダルを踏む感じで遊びながら消毒する感じもこれまた良いのである。

 

 

 

2021年5月23日日曜日

せめて懐かしい味を

せっかく故郷に来たのだが、

感染予防策とかで父には会えず。

せめて懐かしい味と出会おうと、

米沢ラーメン。

 


2021年5月22日土曜日

インスタグラムに舞台写真UP

先週の公演写真の紹介です。
ご要望を頂きましたので下記にリンク先を張っておきますね。

☆キッズクラス発表会
https://www.instagram.com/p/CPCgs9PNWyt/?utm_source=ig_web_copy_link

☆ダンスファンタジー『あにまるふぁんたじぃ』
(サン=サーンス作曲「動物の謝肉祭」より)
https://www.instagram.com/p/CPFmsP_NY_u/?utm_source=ig_web_copy_link

☆Musical Picture Book『どんぐりと山猫』
https://www.instagram.com/p/CPIorV_NQTD/?utm_source=ig_web_copy_link

いつもは、公演のあとこのブログで舞台写真を紹介していますが、今回は延期となった公演をまとめて3本上演したので、ページが重くなる可能性あり、インスタグラムにアップされた写真でお楽しみいただければ幸いです(^^♪

撮影:柏谷潔氏



2021年5月9日日曜日

感染防止対策を施しながらのリハーサル

先月、仙台に適用されたまん延防止措置の影響で、会場が使用できず延期していた公演、いよいよ今週末に迫ってきました。

JUN_harvest (ジュン・ハーヴェスト:ヒロセ純+サイトウミノルのユニット) は、Musical Picture Book(ミュージカル・ピクチャー・ブック)と銘打ち、ライブコンサートと絵本の読み聞かせを融合させた新しいパフォーマンスを開発中。

ミュージカルっぽいけれども、コンサート。そんな舞台です。

今回の題材は宮沢賢治の『どんぐりと山猫』。リハーサルをしていても不思議な浮遊感。楽しい作品になりそうです。

 



 

コロナで活動が制限されればされるほどに、劇場の灯を絶やさず、そして子どもたちがステージで活躍できる場を持続的に創り出していきたいという思いを強く致しております。

仙台でのまん延防止措置は、明後日11日で解除ととなる模様ですが、私たちは今までにも増して感染防止対策を施しながらスタッフも出演者も連日それぞれ魂を入れての準備を進めています。

この舞台がうまくいけば、Musical Picture Book は第二弾として『注文の多い料理店』をこの秋に上演すべく企画しております。

このご時世「是非とも」とは申し上げにくい雰囲気でありますが、やるからにはやっぱり、みなさまには是非ともご覧頂きたいと思っております。


2021年5月1日土曜日

AC2年の皐月に

 AC(After Corona virus)2年も、3分の一を過ぎた皐月一日。

お稽古場のキッズクラスレッスン開始3分前に、震度5強の揺れを伴う地震が発生しました。

幸いSCSミュージカル研究所の子どもたちもスタッフも全員無事でしたが、地震による交通機関の乱れにより、 やむなく稽古参加をあきらめたりオンラインでの参加に切り替えた研究生も。

人間たちはこの10年、地震やコロナでいろんなダメージを受けておりますね。しかしそれでも地球上の生き物はたくましく生き、世代を受け継いでいきます。

数日前に、通りがかかった定禅寺通りのケヤキ並木道でのこと。平日の昼下がり、普段なら結構な人が行き交う交差点で、一瞬時が止まったかのように人影がなくなりました。

 


その直後、通りにはすぐに人や車があふれてきたのですが、 ふとした静寂は感覚を鋭敏にするのか、人工的に並べられ人間たちに管理されているケヤキたちが、確かに何かメッセージを送ってきているように感じたのでありました。 

「時代はBCからACに変わってしまったのだ」

とでも言いたかったのかなぁ。