自宅や会社の近くを歩いていると、様々な花が目に留まる。
12月の冬至の日には、山茶花(さざんか)の記事を書いた。
ところでこれは、寒椿かな?
調べてみると、山茶花と寒椿は専門家でも見分けるのは難しいとか。
素人のわたくしごときに見分けがつくわけがない。
ここでは、寒椿ということにしておこう。
ただ、この花をみるにつけ、なぜか、東日本大震災の頃を思い出す。騒音や排気ガスにまみれながら、剪定で傷だらけになっても、毎年美しい花を咲かせるこの花は、東日本大震災で街が混乱死していた頃、花はほとんど落ちてしまっていた。
あの時期、交通手段を失った我々は、とにかく飲み水と食料や日用品を求めて歩き回った。
クルマはあったが、ガソリンが手に入らない。
歩くしかなかった。
多分。そのせいであろう。
歩道の植栽の寒椿。
ふと目線を落とした時、いくつか地面に落ちずに頑張っていた
寒椿の赤い花が目に焼き付いて、未だこの花は私に震災を想起させるのであろう。
確かこの花についてこのブログで記事にしたことがあったような…
微かな記憶があったので、ブログ内検索してみると…
ありました!
2011年2月2日。
震災のちょっと前に記事にしていた。(あな恐ろしや検索機能。私は同じような記事をいくつも書いているのではという不安に駆られる)
その中では、この花について、
人に傷つけられることはあっても
誰も傷つけることなく
こうしてひっそりと美しく
生をまっとうしているんですね
な~んて、書いている。
6年という月日は、私の心にも体にも変化をもたらした。
今は、当時の心境とはまったく違う状態にある。
それにしても。
こんな厳しい環境でも、美しく花を咲かせる寒椿たち。
やっぱりすごいなぁ。
なんだかいろいろと教えられるなぁ。
なんだかすごく励まされるなぁ。
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