2017年5月15日月曜日

梵天丸の母

昨日は母の日でしたね。
皆さまはどんな一日を過ごされたのでしょう。

さて、山形県米沢市で来週20日(土)~21日(日)に、伊達政宗の生誕450年を記念して上演予定のミュージカル『梵天丸』(作・演出・振付:梶賀千鶴子、音楽:上田亨)は、お陰様でチケットが完売で、当日券の発行予定もないという状態だそうです。
制作者の一人として、大変ありがたいニュースです。
そんなミュージカル『梵天丸』。昨日の米沢市におけるお稽古では、梶賀先生が「梵天丸というミュージカルを生んでくださったお母さん」という名目で、出演者からプレゼントを頂くというサプライズもありました。

この山形県における『梵天丸』もそうですが、私が梶賀先生とともにSCSミュージカル研究所として関わって制作中の作品は、宮城、岩手など仙台以外の土地でもいくつかあります。よって結構移動の時間も長い。周囲の皆さんからは「お忙しいでしょう」とお気遣いを頂きますが、どれも楽しい作品作りです。

けれども、夢中になりすぎて身体を壊してはいけません。安息、養生、大事ですね。所謂いのちの洗濯。先月は英国行きという幸運に恵まれました。今月は無理かな、と思っていたところ、私の不在を埋めてくれる優秀なスタッフに支えられていることに感謝。先週は14時間ほどの空白発見。こりゃ思い立ったが吉日、「温泉」でしょう!

そこで早速自分のための非日常的時間をつくることに。ネットで行ったことのない温泉を物色。
今回は、梵天丸にちなんで「伊達家」「文豪」などのキーワードで検索して見定めたお宿を予約しました! その名は、青根温泉「不忘閣」。以前、東北学院大学の下館和巳教授からこの温泉に纏わるエピソードをお聞きしていたことも選択の決め手でした。

結果。いやぁ、それはもう、一言では説明できない、いいお湯と歴史あるお宿でした。
大変癒されました。

米沢生まれ不肖ヒロセ純、久々の本人登場であります!髪の毛寝ぐせのままですが。ぷぷぷ。(上田亨氏撮影)


さて話は戻って、その「梵天丸」という名前。これは伊達政宗の幼名です。
米沢に生まれ、25歳まで米沢藩の領主として活躍した戦国大名。

人には誰しも父と母が居ますね。伊達政宗公だって同じ。
梵天丸の父は伊達輝宗、母は義姫というお方でありました。

それにしても不思議なことがあるものです。今回、その旅館にある資料館を女将さんに案内していただいているときに出逢ったのが、梵天丸の父母にゆかりのお品。ビックリしました。
写真は、輝宗公の甲冑義姫様のお化粧道具


偶然とはいえ、今回のミュージカルにも登場するお二人。
舞台では、母と子の印象的なシーンもいくつか登場致します。
そして、目の前にあるのは、梵天丸の母君がお使いになったもの…
なんだか強い「えにし」を感じつつ、しばし見入っておりました。

充電完了。


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