2ヶ月うちに5作品、10ステージを上演した我々はしばし、休憩モード。
急ぎすぎるとろくなことはない。急速充電を繰り返すことが電池の寿命を縮めることもあるそうだ。そこで、今週は休息充電! などと、一日ゆっくりしただけでオヤジギャグを考える余裕も出てきた(笑)
さて、ここ数日で急に秋めいた気候になった。
事務所近くを散歩しながら、昨夜、英国ケンブリッジに住む友人とZoomで話したことを思い出した。ケンブリッジも今は仙台とさほど変わらない気温だとのこと。
そして英国という単語でさらに思い出した。すなわち私は学生時代に英国ロマン派の詩人たちの作品に触れる機会があった。夭折の詩人、ジョン・キーツ の有名な一節を初めて目にしたのもその頃である。そして何故かその音律は私に秋を連想させるのである。初めて読んだのが秋だったからだろうか。いつか秋のケンブリッジも訪れてみたいものだ。
A thing of beauty is a joy for ever:
Its loveliness increases; it will never
Pass into nothingness; but still will keep
A bower quiet for us, and a sleep
Full of sweet dreams, and health, and quiet breathing.
これは『Endymion』冒頭の一節。初めて読んでから約40年。この頃ようやく、quiet breathing という部分が実感としてわかり始めた。
キーツ のことは映画にもなっている。「休息充電」ついでに、書棚からDVD引っ張り出してPCで観た。
ラストシーン、喪服姿で、キーツの詩を口にしながら冬枯れの森を彷徨うように歩くフィアンセの姿、そこからエンドロールへの流れは、何度観ても泣けてくる。
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