週に一度担当している郡山での講義を終えて、大学の敷地を出ようとしたとき、赤い色が目に留まりました。
手前が椿で奥が楓でしょうか。
若く瑞々しく、滾るエネルギーを感じる赤、一方、枯れて落ちようとしている赤、同じ赤でも立場の違う色合いに、しばし見入りました。
落葉樹は葉を落とさなければなりません。花は咲かなければ種子をつくれません。どちらも彼らにとっては大切な、いのちをつなぐ行為です。そして、それぞれの一生の、とある刹那に、それぞれに美しい彩りを見せてくれます。
これらの赤い色が見えなくなると、いよいよ本格的に冬がやってきます。言い換えれば春に向かう準備の季節です。
自然は偉大な、最高の先生です。
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