2015年12月15日火曜日

カッパダ川Tシャツ

以前このブログでもご紹介した仙台市青葉区愛子(あやし)地区で展開されている「カッパダ川」プロジェクト。昨年の今頃は、河北新報夕刊編集部さんの「までぇに街いま」というブログでも紹介されていましたね。
https://kacco.kahoku.co.jp/blog/y_machi/54995

そのプロジェクトを担当している方が昨日、カッパダ川Tシャツ!を届けてくださいました。これがその写真。不肖ヒロセ純、このプロジェクトでは、カッパダ川の歌のCD作りやイラスト選定審査員などでお手伝いさせていただいた楽しい思い出があります。zx


なんでも地元のイベントなどで活躍する「カッパダ川ダンス部」は、じわ~っと盛り上がりつつあるようで、参加者もじわ~っと増えているのだそうです。


一般に、町おこしの企画やイベントは、立ち上がりの勢いが徐々に弱まっていく場合が多いものです。また、それを継続していくということは大変なパワーを要するものです。ところが、愛子のあたりではなかなか、このプロジェクト、かわいがっていいただいているようなのです。その状況を作り出している仙台市広瀬文化センターと関係者の皆様の地道なご尽力に頭が下がります。

そして、このじわ~っと、踊りたい人や歌いたい人の人数が増えていっているというお話は、カッパダ川プロジェクトに関わらせていただいた一人としてうれしいうれいいニュースであります。

カッパダ川の歌やマスコットが、ちょっぴりずつでよいから、ますますかわいがっていただけますように…。



2015年12月14日月曜日

伝国座も師走

毎月通っている山形県米沢市にあるミュージカル劇団「伝国座」のお稽古場。
今月は、社会福祉施設の慰問やイベントへの出演が目白押し。
先週金曜日のお稽古場でも、メンバーが、そのためのお稽古に汗を流していました。


一方、米沢では米沢独自の「紅白歌合戦」が地元有志の皆さんたちの手によって開催されることになっています。
こちらもにも「伝国座」は、出演予定です。

お近くの方、お時間のある方は是非応援においでください。チケットは残りわずかとなったようですので、お急ぎくださいませ(^^♪


(チラシはクリックで拡大してご覧になれます)

2015年12月13日日曜日

南三陸町

東京から友人が訪ねてきてくれて、久しぶりに南三陸町に向かいまいした。


仙台に戻る帰り道、夕日が「太陽にほえろ」みたいだ、と言ったら「山さん、では写真撮りますぜ」と、なかなか反応のいい彼から送って貰った写真。


時々、その後の被災地を想って訪ねてもらえるのは、なんだか嬉しいものです。

2015年12月11日金曜日

いよいよ来週、BSプレミアムにて

あれから、4年9か月が経ちました。
被災地は、復興への様々な取り組みが続いています。そして、いろんな形でのご支援も続いています。

そんなご支援のひとつと言ってもよいでしょう。先月、このブログでも少し触れましたが、歌手の天童よしみさんが、七ヶ浜町を応援に来てくださった様子が、いよいよ来週、放送となります。

再度の皆さまへのお知らせについては、今日11日が良いかなと思いましてご紹介いたしますね。
 


NHK BSプレミアムの「きらり!えん旅(←クリックでNHKの番組ページが開きます)にて。
放送予定は・・・

2015年12月16日(水)
午後7時30分~7時59分

再放送
2015年12月22日(火)
午前6時30分~6時59分

2015年12月23日(水)
午前11時00分~11時29分


です。

番組の中では、七ヶ浜ミュージカルNaNa5931のメンバーの様子もご覧いただけるはずです。
みなさま、どうかお見逃し無きよう、お楽しみに~!

2015年12月10日木曜日

ロマンティックな国際村

七ヶ浜に居ます。
どこからか、トナカイの鈴の音が聞こえてきそうな夜です。

「あれれ、トナカイさんがガラスをすり抜けて、こちらに向かっているね」


「おっと、芝生で寝ていたトナカイさんを起こしちゃったかなぁ~」


「 サンタさんやトナカイさん、君のところにも来るかな?」


もしも、となりに幼子がいたならば、そんな会話が出来そうな、なんともロマンティックな七ヶ浜国際村の風景です。

宮城県七ヶ浜町にある文化施設「七ヶ浜国際村」のイルミネーション点灯は、
今月27日までの毎日16:00~21:00

お問合せは022-357-5931(七ヶ浜国際村事業協会)

2015年12月9日水曜日

笑顔

震災後、ぼくたちの活動のキーワードを「こどもの笑顔」に定めたことは、このブログでも何度か触れたかもしれません。

子どもたちを含め様々な世代とミュージカルの舞台作品作りを続けて四半世紀。子どもたちの笑顔には魔法の力が備わっていることを確信しています。

SCSミュージカル研究所では「キッズクラス」という最年少のクラスがあります。そのクラスはさらに2つに分かれているのですが、一つのクラスを覗いてみました。
今や、昔子どもだった子が、立派に指導員として稽古場で活躍していまます。
皆20歳を過ぎたばかりの若い指導員たちですが、全員10年のキャリアの持ち主たち。しかし、みんな昔はこうして「ぴよぴよ組」と言われて稽古場に居ました。
ミュージカルや舞台作品作りのための稽古において、一番人手が必要なのはこうした若年層です。しかし「キッズクラス」のメンバーは作品の舞台に立つことはまだ許されていません。(但し年に一度の「発表会」はあります)
それでも、多くの指導員(この日は助手を入れて5人)を稽古場に投入するのは、ここが一番大切な時間と捉えているからです。
初心者にこそ、本物が必要です。


稽古場では梶賀千鶴子先生を頂点として重層的な指導者の体系が形作られようとしています。
個人的には、各世代の指導員が配置できるのが理想と考えていて、来年はSCSの内外で、そうした指導プログラムの更なる充実化を目指します。

一方、子どもたちは、指導されているばかりではありません。写真でご想像いただけるように、指導者たちも明るくしていくパワーを秘めています。
近い将来、この子たちのパワーは、必ずや舞台で花を咲かせることでしょう。

それは、家族や客席、関係する大人たちの気持ちを明るくしてくれます。
最終的に子どもたちの笑顔になるものであれば、積極的に何でもやってみようと思っています。
私たちが今、東北の地で活動を続ける理由の一つがそこにあります。



2015年12月8日火曜日

地下鉄ひと駅分にて思う

仙台では一昨日、地下鉄東西線が開通して、青葉通一番町駅からSCSまでは徒歩5分程度となり、稽古場に通う研究生の何人かは、その恩恵にあずかっているようである。


ところで、地下鉄ひと駅分ぐらいなら、健康のために歩いた方が良いかもしれない、しかし地下鉄の階段の昇り降りをするのと、一駅ぐらいの場合、どちらがカロリー消費が多いのか、ちょっと迷う。

因みに、健康と言えば、過日のホームパーティにて肝臓の話題から転じてホストのS医師からお聞きした「ナッシュ」NASH(非アルコール性脂肪性肝炎=nonalcoholic steatohepatitisの略)という言葉。体重増加が気になっていた私には、大いに生活習慣改善のモチベーションとなる話題であった。
単純な私は、予防医学の根っこって実は日常の会話のなかにあるのでは?とも感じた。またその意味でも、自分たちが舞台や音楽で扱う「ことば」の持つ力は大きいと思った。

今日は敬愛する音楽家のひとり、John Lennonの命日。
思えば35年前の師走は"Starting Over"を聴きまくっていた。もっとも、不肖ヒロセ純、その前後から現在に至るまで、やり直しばかりの人生で、Johnが歌の中で Over and over and over...と繰り返す感じが未だ続いている(笑)。この35年、やり直しを重ねながらたくさんの人の手によって育てて頂いてきた。

今年はJohnの"Mother"を聴いて過ごそう。

いろいろと思うところも多い。
人はみな、自分だけの身体ではないわけだから。

2015年12月7日月曜日

ホームパーティ

現在は仙台に住んでいる高校時代の同級生のご夫妻に「ポークビーンズでホームパーティ」にいらっしゃいませんか、とお誘いを頂きました。
なぜか、お互いに、音楽家やラジオ関係者など、同世代かつ共通の友人がいた、というところから発展してのパーティー企画。

昨日は、そんな友人たちが集まって実現、日暮れ時からの佳きひとときをいただきました。
折しも地下鉄東西線の開通、そして光のページェントの点灯式の日と重なり、ちょっと込み合う定禅寺通りを抜けて友人宅へ。

ご主人は、こんなふうにご自宅2階のベランダにダッジオーブンを準備し、僕らの到着時間に合わせ、何時間もかけてポークビーンズをつくってくださいました。水を一切使用せず食材からの水分のみで煮込まれたそうです。



時間がかけられているお料理には、味に風格や品格のようなものが出てきて、パーティーでの話題も華やかになるんですね。



次々と繰り出される手料理の数々、全部はご紹介できませんが、それぞれに何かしらのこだわりがかけられている逸品たち。その美味しさは勿論、外で飲んだり食べたりすることが殆どの私にとっては、とても新鮮で豊かな気持ちになったひとときでした。


そして、何しろ集まった仲間はみんな仕事は違えど、同性代。お医者さん、ラジオ番組パーソナリティ、オーケストラメンバー、薬剤師、エスティシャン…。
暖炉を囲んだり、友人出演の映像を鑑賞したりしながら、同世代ならではの話題にほとんどハードルが無い状態で、大いに盛り上がり、あっという間に夜は更けていったのでありました。

震災後、私の生活において、金銭や時間の使い方や考え方に大きな変化がありました。3.11以降、大切にすべきことは自ずと絞られていきました。

そして、その中で家族に次いで最も大切な存在、「友だち」というものは、かくも有難きもの、素晴らしきこと、と再認識させて頂いた晩でありました。

2015年12月6日日曜日

仙台を眺めながら

今日は 、仙台市地下鉄東西線の開通日なんだなぁなどと思いつつ、向山から眺める仙台市中心部。

故郷を離れて36年。
思えば遠くへ来たもんだ。

すでに、故郷で過ごした倍の時間をこの街で過ごしてきたのだなぁと、しみじみ思いました。

そんなふうに、
師走の空を見上げていた昼下がり。

鳶が悠々
瑞鳳殿上空あたり
心はいつも自由でいよう

2015年12月4日金曜日

星柿

とあるお寺の裏庭で、柿の木をみつけた。
多分柿の木であろうと思う。
英国ケンブリッジに住む友人に同じ場所で撮影した別の写真をお送りしたところ「リンゴ?柿?それとも柘榴?」という返信がきた。う~ん、だんだん自信が無くなってきた。


さて、この木の枝にぶら下がっているオレンジ色。
たぶん柿の実。
見つめているうちに、柿の実が星の配置にも見えてきた。
画面では密集しているように見えるけれども、実際にはひとつひとつが離れている。
僕たちが晴れた夜に天空を仰ぐとき、星たちも離れていても密集して見えるんだろうな。

柿の自然なばらつきも、宇宙の法則か。

しかし、
もう世の中じゃジングルベルが聞こえてくる季節。(おっと、お寺さんで失礼) そんな折、このまま鳥たちにも食べられずにずっとこの木に残るとすれば…星柿じゃなくて、干柿

そんなどうでもよいことを想う2015年初冬。