中学生のころに英語の授業で教わった Practice makes perfect という言葉はなんだかずっと腑に落ちないままでいた。
perfect が形容詞であることによるのかもしれない。なぜperfectionではないのか…。「習うより慣れろ」とか「継続は力なり」などと訳されるが、やはりピンとこないままであった。
しかしながら、30年近く子どもたちと舞台づくりを続けていると、少しだけリアリティをもって、その言葉が私に近づいてきている感じがすることがある。
来月は鎌倉市にある鎌倉芸術館で七ヶ浜町のミュージカルグループ「NaNa5931」が地元の皆さまからのお招きに預かり『ゴーヘ』というミュージカル作品を上演する。
その舞台へ向けて七ヶ浜国際村では毎週お稽古が続く。本番近くには集中稽古も予定され、メンバーも関係者も熱気にあふれている。
そのお稽古を覗くと、出演者の自主性の高さには驚かされる。梶賀先生はじめ指導者の短い指示で、みるみる各チームに分かれた稽古が進んでいくのだ。
先の Practice makes perfect という言葉がにわかに立体化してわかってくる瞬間である。
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