ロンドンに来ると必ず訪れる場所があります。
「シェイクスピア・グローブ座」
若いころ、大学で英文学科に属しながらもハードルが高いと思っていたシェイクスピア。しかし、ミュージカルで仙台藩士・支倉常長(はせくらつねなが)を演じてからは、少し興味がわいてきたのでありました。なぜなら、ミュージカルで描いた支倉常長やその主君、伊達政宗はシェイクスピアと同じ時代に生きた人。そして、ヨーロッパの国々と手を組む野望を持った人たちだったからです。同じ時代に生きた劇作家、役者としてにわかに親近感を持ったというわけです。
シェイクスピアが亡くなって400年以上経っても、彼の名は世界にとどろき、かつて彼が活躍していた時代の劇場を復元したこの劇場は、写真のように多くの人々が訪れる人気のスポットとなっています。
テムズ川のそばをゆっくりと歩きながら、近代的な建築物に交じって、この木造建築に出会うとなぜか、ほっとします。
そして、日本にも300年ぐらいの耐久性を持ち、5世代ぐらいまで語り継がれそうな、あったか味のある劇場があるといいのになぁ、そういう気概のある都市が現れないものだろうかなどと思いながら、またぶらぶらと歩き始めるのでありました。
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