雨もそんなに悪いもんじゃないなぁと感じ始めたのはいつごろからであろうか。
雨の日は、傘をさしたり、ワイパーを動かしたり、少し霧がかかったようになったりと、少し視界が狭くなる。
ちょっぴり孤独な感じもあって、それも悪くないなと。
ミュージカルナンバーに『雨に唄えば』というのがあるが、私の場合雨が降っている中であんなふうにダンスを踊りたくなったりしたことは、残念ながら今のところはない。
それにしてもジーン・ケリーが傘を持って演じたあのシーンは何度観てもまた観たくなる魅力がある。あの時代のミュージカル映画では最も好きなシーンのひとつだ。
そんなこと思いながら雨上がりの道を歩くと、微かに夏のにおいがした。
東京では4回目の緊急事態発出が決まったそうな。コロナでこの先の視界が少々悪くなっているものの、時の流れと地球全体のいのちの営みは変わらない。確かに季節はめぐってくる。
無為自然、と呟いてみた。
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