2015年4月28日火曜日

オーヴォ

「シルク・ドゥ・ソレイユ」の作品を仙台で観るのは、確かこれで4作目。気が付けば1992年のファシナシオンにはじまり、ドラリオン、コルテオ、と、幸運にもすべて拝見していることになります。


さて、美しく晴れあがった今日の仙台。
日中の気温もかなり上がりましたね。
そんな中、地下鉄に乗って長町駅まで。
行って参りましたよ~
「オーヴォ」

先週の仙台公演初日も観ているのでここに来るのは今日で2度目になります。こうした大掛かりな仕掛けのある舞台は、客席位置を変えると、そのたびに新しい発見があって楽しいものです。よって、何度も観たくなる。そしてまた何よりも、一流のパフォーマンスに触れることで、様々な刺激を受け、いろんな発想や妄想(笑)に発展することがあって、それがまた楽しいんですね~。


初日に観たときには、その演技に驚きの連続、そしてパワフルなステージに圧倒されっぱなしでしたけれど、今日は、彼らパフォーマー一人一人の表情にも観入りつつ、これまでの稽古やリハーサル時の心境なんかをチラチラ連想してしまいました。

あれだけの完成された演技にたどり着くまでに、どれだけの練習を積んだのだろう…ミュージカルとサーカスという違いはあれど、まがりなりにも「舞台」に関係する業界に身を置く私は、彼ら彼女らのストイックな日常を連想し、神業といってもよい技術を目の当たりにして、崇敬の念さえ湧いてくるのでありました。そんなことを想いながら客席にいると、全く泣く場面でもないのに、鼻の奥がつんとしてくるのでした。
どんな分野でも「一流」であることは、さまざまな気付きを周囲に与えるものなのかもしれません。

事務所に戻ってからは、オーヴォのCDをかけて、改めて音楽の素晴らしさも味わっているところです。


衣裳の素晴らしさ、舞台装置の新しさ、そして、美しい照明…香りの演出…おっと、これ以上はネタバレになるのでやめておきましょう。全編にわたり必然性のある生演奏と相まって、すべてのパフォーマンスは驚愕の連続。
長町駅の一角では、今、ニンゲンだけによる世界最高のサーカスを味わえる空間になっているといって過言ではないでしょう。

う~む、音楽を聴いていたら、また観たくなりました(^^♪


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