2017年6月15日木曜日

父の日にという訳ではないけれど

先月末に、父を訪ねた。
5月とは思えない暑い日。
一昨年に母を亡くしてから父は気丈に一人暮らしをしている。

米沢市内にて、とある用事を二人で済ませての帰り道、父が突然「白いズックが欲しい」と言った。
(いまどきはズックと言う人もいなくなった。いわゆるスニーカーのことである)
父は、現在愛用のものも履きやすいようだが、視力の衰えか白いものの方が見えやすいのだとか。
僕は車をイトーヨーカドーに向け、そこで安物だけれど白いズックと、ついでに帽子も買ってあげた。


父親のものを二人で買いに行ったのは生まれて初めてだったかもしれない。
かなり早めの「父の日」プレゼント…正直なところ、不肖ヒロセ純、その時は父の日なぞと思わなかったけれど、父には都合よくそう解釈してもらうことにしよう(笑)
これで、父の好きな散歩もまたちょっぴり楽しくなってくれることを願う。

それにしても、僕は、自分が年老いた時、
父のように一人で暮らしていけるのだろうか。
かなり不安である。
文字通りの「不肖の息子」。


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