2018年3月16日金曜日

夕暮れの時

今週のはじめ、ちょっと空白の時間ができて珍しく早めの帰宅。
ふと西の空を見ると、夕暮れの美しい色が広がっていました。


堀口大學さんの『夕暮れの時はよい時』という詩を思い出しました。
三好達治さんが『詩を読む人のために』という本の中でこの詩を解説されていますが、こんな夕暮れ時にはその文章も併せて思い出します。三好さんの解説によって私の中で堀口大學さんの作品がより熟していったように感じたものです。

さて、SCSミュージカル研究所で行っている「リーディング・マラソン」に参加してくれている子たちも、本を読んで様々な感想や絵を持ってきてくれています。それらに触れるたび、いろいろな風景を思い出すことがあります。もちろん夕暮れ時の風景も。
子どもたちが持ってきてくれる文章や絵を通じて密かに私自身もその子たちの年頃の感性をちょっぴり思い出します。密かな追体験を楽しみつつ、子どもたちの感性に驚くことも多くあります。豊かな感性は必ずやその子たちに豊かな人生をもたらしてくれることでしょう。そう信じています。

夕暮れの時はよい時。

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