思えば中学生の頃にはじめて「バンド」を組みました。ギター2本とベースの3人組。オリジナル曲を作り始めたのもそのころです。
以来、様々なバンドを経験してきました。
けれども、自分の曲をミュージカル全編で生演奏していただいたことはありませんでした。
その意味では、今週末に上演される『時代の裂け目に鬼が出る』がはじめてです。
今回の『時代の~』の土台となった作品は、1991年に初演した『TAROH(たろう)』というミュージカル。当時僕はギター1本と紙とエンピツで作曲をしていました。そこで今回は、ギタリストのサイトウミノルさんに音楽監督をお願いし、不肖ヒロセ純がミュージカルづくりをはじめた頃の原点、すなわちギターを中心としたサウンドや構成の試みをしていただいています。
仙台在住の気鋭プロミュージシャンによるリハーサルが連日深夜まで続きます。
かなり心地の良い、そしてエキサイティングなバンドサウンドが出来上がりつつあります。
今回の見どころは、ロックばかりではなく「和」のテイストをふんだんに取り入れているところ。音楽的にもそんな工夫が随所にほどこしてございます。
生演奏によるバンドサウンドと、多くの著名ミュージカルを手掛けてきた塚本悟氏の照明により、SCSの真骨頂であるダンスシーンはさらに鮮烈に描かれていくのではと、予感しています。
仙台市内の某スタジオで、今夜もリハーサルは続きます。
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