昨日は七ヶ浜国際村で久々に昼間(笑)のお仕事でありました。
その事務室で「今日は菖蒲田浜(しょうぶたはま)で花火大会だから夕方は付近が渋滞するかもね」という職員さんのことばに「今日は仕事を終えたら早めに帰ろうかなぁ」などと応えているときに、ふと思い出したことがありました。
それは東日本大震災の翌年。津波で何も無くなった浜の住宅地で打ち上げられた花火です。私は幸運にもこの国際村ホールの屋上から見ることが出来ました。
折しも昨日は11日。
月命日ということもあって、あの日花火を見た場所へ行って見ました。
この写真からは想像できませんが、当時はこのすぐ下まで津波が押し寄せました。
緑の木々と遠くに見える青い海と白い雲、眩しい夏空は、震災の記憶を風化させまいとする私たちとは違って、風化したがっているようにも感じました。
こうした美しい景色、四季の移ろいなどを見るにつけ感じます。
自然に対して人間は無力です。
その証拠に、雲の形も葉っぱの色、数、陽が傾いて伸びて行く影。それらを誰もコントロールすることは出来ません。
スーパーコンピュータもAIも、地震予知はもちろん、台風の進路予想さえ正確には出来ないのが現実です。そして。私たちは自然と対話を重ねながら共生していくほかないのだと、まさにこの美しい景色から諭されたようなひと時でありました。
おっと、花火の話をするつもりが横道に逸れました。
夏の陽射しの幻惑でしょうか。
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