千年に一度といわれる地震を体験した私たち。
そして大津波で奪われたいのち、家、土地。
特に命日でも震災後の区切りの日でも有りませんが、未だに時折「こころに刻んでおかなくては」という、自分では説明のつかない衝動に駆られます。
お盆が過ぎて、急に風に秋が混じり込んできたような昨日。
南三陸町の志津川(しずがわ)地区と歌津(うたつ)地区を訪ねました。
私たちSCSメンバーは、そこがまだ歌津町であった頃12年に亘り通って子供たちとミュージカルづくりに励んだ経験を持っています。
昨日は、震災後に同地区への支援活動でお世話になった仲間と、視察という名目ながら「こころに刻む」小さな旅をしました。
たけちゃんが最後まで防災無線のマイクを握っていた、あの防災庁舎。
かさ上げ工事かな。そこへ近づくことは出来ず、遠くから眺めるのみでありました。
私たちが通ったころの街並みと、友人の何人かはもうそこには有りません。
しかし、ちゃんと「こころに刻み込んで」います。
これからも。
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