2020年6月4日木曜日

坂を登って考えた

青葉山の麓。
支倉常長像辺りにて。
ジンバル持って坂を登ってきた私は少し息切れしている(笑)

彼が伊達政宗によりヨーロッパへ派遣され帰国したのは今からちょうど400年前。
ローマを目指し慶長遣欧使節団を率い、途中スペインでは洗礼を受け、しかし使命成就せぬまま7年の旅を終え帰国した時、日本国においてキリスト教はすっかり邪宗門となっていた。

大きく変化した時代の中で、彼は何を想っていたのだろう。

それから400年を経た2020年。生活や価値観が世界的に大きく変わろうとしている。
パンデミックが引き金か、世界のパワーバランス、人種やマイノリティに関する問題が表面化している。
大きくうねる時代にサムライとして初の外交官役を果たそうとした400年前の彼の胸中を察するのは存外無駄ではあるまい。




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