2015年11月13日金曜日

カゲレン

通称「カゲレン」
陰恋ではありませぬ。稽古のメインとなっている会場から離れた場所や、自宅などでお稽古を積むことをさして、私たちはそう呼んでいます。
七ヶ浜国際村NaNa5931のメンバーは、誰に言われたということでもなく、そのカゲレンをいつも自主的にやっています。

今夜もリハーサル室から、舞台の袖を通り抜けようとしたとき、
やってました。
ものすごい真剣な表情です。
集中しているんですね。


創作ミュージカルのお稽古場は、全て幕が開く時間からのカウントダウンの中で準備されていきます。作業効率は、舞台の出来不出来に大きく関わってきます。
例えば、1時間で5グループの稽古が同時進行したとしたらのべで5時間の稽古をしたことになります。

一方、音楽制作はなかなかそうはいきません。コツコツ譜面を書いたり、作曲家やアレンジャーから上がってくる音の確認などなかなか孤独な作業が続きます。
毎年、楽屋でヘッドホンを付けての追い込み&仕上げの作業は、スタッフの間で風物詩のように言われています。さすがに近年は徹夜することもなくなってきました。
インターネットやPCの性能、そしてソフトウエアの進化に大いに助けられています。


けれども、台本が上がると次の日にセンセから
「どうして音楽がないの!」と、
音楽家たちが無理難題を言われ続ける宿命は変わらず、
こればっかりはカゲレンしても、なかなか成果は…(笑)


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