2017年11月8日水曜日

ひょうたん

30代くらいまでは、ほとんどホルモン焼きというものに興味がありませんでした。
40歳を過ぎて、ミュージカル制作・指導・上演の関係で宮城県七ヶ浜町とのご縁が深まり、と同時に、そのお隣り町の塩釜市にもよくお邪魔するようになりました。
塩釜といえば、港町ですから、美味しいお寿司屋さんはじめグルメの方々にはたまらないエリアのひとつです。
時々出かけたくなる土地です。

もちろん、旬の魚介類をいただくのは最高なのですが、もうひとつ、塩釜で個人的に外せないのが「ひょうたん」というお店。
ホルモン焼き屋さんです。


メニューは至ってシンプル。ホルモンとか、タンとが、豚バラとかのお肉と焼酎やビールなどのお酒のみ。ライスはメニューにありません。
そのシンプルさが良いのです。出来ることなら1か月に1度は食べたい、ひょうたんのホルモン焼き。炭火の入った七輪を抱えながら、煙に巻かれて頂くホルモン焼きは格別です。
仙台からは電車で30分ですから、思い立った時に気軽に行けます。
ただし、
身に着けているものがあっという間に煙臭くなり「ひょうたん」に行ったことがすぐにバレます
したがって、そのあと訪れるバーなどでは「ひょうたんくせなぁ」などと、店の主人に揶揄されます。しかし、その言葉を聞くたびに、半分彼もおいしいホルモン焼きを食べてきた僕を羨ましがっているに違いないと思うのであります(笑)


 そんなバーの主人の揶揄を聞きたくて、昨夜もついついまた。
 しかし、告白すると、私はあまりお酒が強くない…

 下戸ならぬこそ男はよけれ

そんな粋な男には程遠く、ホルモン焼きに満足した私は再び仙石線に乗って、帰路に就くのでありました。


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