2014年2月11日火曜日

久々に登場させました。

月命日の今日は終日デスクワーク。
あれから2年11ヶ月か…
生まれた子供が幼稚園に入るくらいの年。

幼稚園といえば、稽古場からは幼稚園児を含む相変わらず元気な、KIDSクラスの子どもたち声が漏れ聞こえてきます。
しかし、個人的には静かな一日を過ごしております。
来し方行く末を考えるのもよいかな、と。
今日は、パソコンを弄りながらの妄想。

実は昔、20代の頃、コンピュータ会社に勤務していた時期がありました。
ずいぶん昔です。私は汎用機(大型コンピュータ)の営業をやっていました。40メガ(ギガではない)のハードディスクを200万円くらいでお客様に売っていた時代です。会社のパソコンは「端末」と呼ばれ、遠くのホストコンピューターにつながれていました。
まだ、Windows が出現する以前のことです。

その頃に出会ったのがマッキントッシュ(アップルコンピュータ)
パソコン界のフェラーリなどとも言われ、高嶺の花のパソコンでしたけれど、初めてさわったときは感動したものです。画面はまだ白黒CRT。その画面で音楽シーケンスソフトのPerformerが動くのが何と言っても魅力でした。まるでどんな音楽でもつくれそうな気分にしてくれたものでした。
シンセサイザー奏者の冨田勲氏がマックの画面で動くPerformerを操る姿を間近で拝見する機会があり、さらに手に入れたくなって、程なく大枚はたいたことは言うまでもありません。
バブル期の終わりごろのお話です。

現在事務所は、Windowsパソコンだらけですけれど、ちょっとマックでやりたい作業ができて、しばらく冬眠していたiMacを机上に復活させてみました。5年くらい前に手に入れた古い機種です。


通常自分のマックのメインはノートブック型のもの(ここには映っていない)になっていますが、 こっちは古いけど、ファンの音がしないのと、手に触れる部分が熱くならないのが良い。

先のPerformerは、Digital Performerと名称を変え、今やWindowsとマック両方のプラットホームで使えるようになり、勿論、Windowsマシンにもインストール済み、しかし立ち上げる機会は少ないのです。慣れということもあるのでしょうが、 未だに、音楽関係の仕事をするときにはマックを使いたくなります。しかも、ちょっと古いマックが良い。画面のデザインとか、カラーリングのせいかな。それと、シーケンサーで複雑な作業をすることは少ないですから、発想を妨げない、インスピレーションをすぐに入力できる、手に馴染んだもののほうが良い、というわけです。
一方、発想の発端は、いつまで経っても紙と鉛筆なのですが…。

現在のコンピュータに使われているWindowとかマウス、WYSIWYGなどという概念は、もともと米ゼロックス社の研究所にあったものですが、アップル社がそうした技術革新を一般家庭までに浸透させた功績は大きいと思うのです。1990年前後のアップルコンピュータには、夢があったなぁ。(リンゴマークにどれだけお金を使ったことか…)ジョブズ氏は、僕らにとってヒーローでもあったわけで。

でも、気が付けば今机上で使っている電子機器のほとんどが外国の技術。
IPSやSTAP細胞の先駆者を輩出できる力を持つ国なのだから、 コンピュータとかインターネットなどを凌駕するような、スケールの大きい革命を期待してしまうのは私だけではないでしょう。
これからの日本に、そんな人物、企業が出現してくれないのかしらん。

久々に登場させたちょい古のiMacを弄りながら、
未来を担う子供たちの声を聴きつつ、
来し方行く末に様々な想いを巡らせたのでありました。

…そーは言いつつも、所詮俗世を生きる身。
新品新型にも興味津々。
アップルの最近の画面デザイン、もうちょっと何とかならんのかなぁなどと思いつつも、新製品情報に敏感になっているワタシ。
新しいって、それはそれでいいもんなぁ(笑)


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