舞台で使用する音楽の制作や編集作業をしながら、ふと、ドラえもんに出てくる「どこでもドアー」があったらなぁ」と、つぶやく友人の事を思い出した。そして、どこでもドアーはないけれど、ある程度「どこでもスタジオ」は実現しつつあるのかもしれないなどと感じていた。
というのも、一昔前は大掛かりな設備、高額な機材の揃っているところじゃないとできなかった作業が、パソコンのなかで一部実現可能となってきているからだ。
一方、この夏に上演した『仙台ねこ』は生演奏であったから、音楽データの編集などの作業は無かったけれど、今月のSCS公演『ふたごの星』では、予め準備できる音源については、歌い手さんの為にキーを変更したり、稽古の進行に合わせて音の追加削除を行ったりと、時折編集作業が発生している
稽古場での様子や、みんなの表情、声などを思い出しながら、時間に追われつつも、心は稽古場に馳せる。
ある意味「どこでもドアー」を使用(笑)。
これはこれで、実は密かに楽しい作業であったりする。
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