2016年5月22日日曜日

支えられて

SCSミュージカル研究所では昨年から、梶賀主宰に直接10年以上指導を受けてきたキャリアを持つ20代前半の4名が「正指導員」として稽古場に常駐してくれています。さらに、その正指導員の下には3名の指導員、加えて事務所と稽古場を行き来しながら関連業務をこなす若手男性3名が随時サポートに加わります。

私たち制作サイドの者たちは、そうした指導員たちの若い力に支えられて、次の作品作りへの力を頂いています。一方、稽古場の子どもたちも、若い先生たちのしっかりとしたスキルと元気に呼応して、のびのびと楽しそうにレッスンに励んでいます。
最近は制作に関連したアイディアやモチベーションを彼らの仕事ぶりから得る機会もあり、頼もしい限りです。 毎週、キッズクラスのお稽古場を覗くたび、ちょっと前までキッズだったはずの彼らに「支えられている」、そのことを確信するのであります。


昨日も今日も、正指導員の元気な声は朝から稽古場に響いて、活気の「気」を醸し出してくれていました。

ところが、そんな指導員たちも、午後に行われた作品稽古では、それぞれが「俳優の顔」に変身。来週にせまった舞台の本番へ向けての稽古に余念がない様子でありました。



2016年5月21日土曜日

男3人ラーメンすする

米沢の伝国座のお稽古日。
珍しく、男3人での移動でした。

3人ともラーメン好き。ゆえに、ついここに立ち寄ってしまいます。なぜがお稽古場い行く道の手前にあるのです(^^♪
そのお店の名前は、
山大前やまとや」さん。
不肖ヒロセ純、子どもの頃住んでいたのが比較的近所だたっということもあって、懐かしいラーメン屋さんです。もっとも、今や近代的な店構えになっていますが。

頼んだのは「特製野菜いため中華」。
めちゃ、美味しい!



「1日1食はラーメンを食べるかも」というほどのラーメン大好きSCSの正指導員A君は「米沢のラーメンはどこもおいしい!」と叫んでおりました。
お稽古場での彼が終始ご機嫌であったのは言うまでもありません。

工夫

事務所の一角で、何やらハンダ付けとかニッパーでの作業をやっている若者。
役者であり、私の会社の契約社員でもある彼は、演出家の命により、電気を使う小道具づくりに励んでおりました。工業高校で電気について学んでいた経験をかわれたのでしょうか?


彼曰く「これは小学生でも設計できる簡単な回路なのですが、芝居の中で演出家の意図するように光ってくれるものになるかどうか、形状や光量を気に入っていただけるかどうか、なかななか難しいんです」とのこと。しかも、操作するのは別の役者だそうで。

試行錯誤を重ねて、様々な工夫を凝らしている姿に少々感動しました。
舞台が始まる前から、ここにいる人たちはみんな、それぞれの「役割」を担っている役者です。

彼がギリギリまで粘った工夫が、舞台で光りますように。
ミュージカル『エイジング』開幕まで、いよいよ残り1週間です。

2016年5月18日水曜日

気配

昨日夕刻、仕事をしていて背後に気配を感じた。
やはり、夕焼け。
せーのっと窓を開け、少し身を乗り出し暫し眺むる。
こんな狭いお空にも
着実に夏の気配だね。

2016年5月16日月曜日

図書館の思い出

幼い頃、通っていた小学校と自宅の中間地点に、市立図書館がありました。
上杉神社の隣、お堀端の旧上杉伯爵邸そば。入り口にあった白い大きな神殿風の柱を今もはっきりと覚えています。

学校のある日は、その図書館にいつも通っていたものです。
夏のあいだは、お目当てがもうひとつありました。それは隣の上杉神社を囲むお堀でザリガニ釣りやエビや小魚を捕まえたりすること。
ランドセルの中には、いつもザリガニを釣るときのえさになるスルメをこっそり忍ばせておいていたものです。日がたつとなかなか香ばしい匂いが漂ったりしていましたが、子供の頃は細かいことはあんまり気にしないもの。大人になったら絶対にしないようなことに価値を見出しているのが子どものすごいところです。
今は稽古場で子どもたちと交流していると、時々そのすごさに感服します。

さて、当時本を借りるときには、なぜか背伸びして高校や大学のお兄さんが読みそうなものをよく借りていました。しかし、中身は子ども。遊んでいるうちに空腹になり、文字は頭に入らなくなります。図書館で本を読んだり、釣りをしたりすると、あっという間に日暮れです。急いで家の前までたどり着くと、台所方面から漂ってくるのは…カレーライスや、チキンライス、はたまた焼き魚?その日の夕餉のメニューが、夕焼けに染まった窓からはみ出している匂いで想像つきます。

このように僕にとっての図書館は、幼い頃の遊び場でしたが、昨日は、思いがけず仙台市泉区にある宮城県図書館に伺う機会を得ました。


恥ずかしながら、そこにちょっとしたホールや、野外劇場にも似た設備、そして図書館のそばに遊歩道があることを知りませんでした。光栄にも館長さん直々にそうした館内をご案内いただき、その遊歩道のみどりのトンネルを歩いたりしました。 皐月風が爽やかです。館長さんとは久しぶりの再会。舞台や音楽、さまざまな話題に花が咲きました。図書館では私のCDも借りることができるのですね。新鮮な驚き。
館内では子どもたちへの読み聞かせなども行われていました。


一方で私は、歩きながらなぜだか「本がたくさんある場所のそば」という、
なんともいえない、不思議な安心感を得ていました。


そして、
図書館を巡る幼い頃の記憶が、
遊歩道の木漏れ日がゆらゆらするたびに蘇り、
二度とかぐことのできない、
懐かしいチキンライスの香りを呼び戻してくれました。

2016年5月15日日曜日

ほとんど愛に接近する。

土日は、キッズクラスがそれぞれのコースに分かれて開催されます。
写真は、クラスが終了した瞬間。

手前は梶賀センセ。



我が研究所が最も重視するのは、技術でも容姿でもなく、
実は「礼」であります。
なぜなら、それは「愛」のかたちだからです。

小学生から剣道をはじめた私は日常や試合での礼にたいした意味を感じていませんでした。しかし、米沢興譲館の剣道部に所属していた頃、手にした新渡戸稲造著『武士道』。そこに書かれていた言葉に衝撃と納得が入り混じった感動を覚えたものでした。
現在もそれは、まったく色あせておりません。

礼の最高の形態は、ほとんど愛に接近する。

In its highest form, politeness almost approaches love.

『武士道』第6章にある上記の文の後は、『吾人は敬虔なる心をもって、「礼は寛容にして慈悲あり、礼は妬まず、礼は誇らず、驕(たかぶ)らず、非礼を行わず、己の利を求めず、憤らず、人の悪を思わず」と言いうるであろう。』(矢内原忠雄訳)と続いています。

稽古場での研究生同士、講師同士、講師と研究生で交わされる日常的な「礼」
それは、 我々の表現活動の根幹に据えられるもの。そして、
「ほとんど愛に接近する。」
のであります。

 

2016年5月14日土曜日

カッパダ川、その後

仙台市の愛子(あやし)地区にある「カッパダ川」をめぐる話題については、このブログでも時折紹介させていただきました。
地元を流れる小さな川を題材に、大勢の皆さんが参加するイベントに成長しているようです。

最近の記事では
http://jun-harvest.blogspot.jp/2014/09/blog-post_6.html
にて、カッパダ川のダンスについて触れています。不肖ヒロセ純、曲の審査員やその後の企画アドバイザーとしてお手伝いさせていただきました。
そのカッパダ川プロジェクトの担当の方から、1枚のDVDを頂きました。
カッパダ川ダンスがビデオクリップになったのだそうです。
早速拝見。
たのしい!! (^^)/


Net-TVの下記アドレスから閲覧できるようです。
http://cat-vnet.tv/movie/kotori/201604.html

お時間のあるかたは是非アクセスしてみてくださいね。

2016年5月12日木曜日

あかるい窓辺

昨日おとといの雨模様とはうってかわって、明るい空が広がっています。
しかし、仕事場はビルに囲まれて、狭い空です。


長生きしてくれている胡蝶蘭に、北向きの窓辺でも、お日さまの光が当たっているのは、向かいの高層ビルの反射光が入り込んでいるためです。
窓を開ければ、胡蝶蘭の白い色と、街路樹のみずみずしい緑、
そして青空。

ふと、生きているんだなぁと、思ったりするわけです。
若い頃には、そんな連想はなかったのですが。
一方で、この美しい季節には、自分の中にもエネルギーが満ちてくるように感じます。

年齢と今月の数字を並べるとGO,GO,GO!!
そんなオヤジギャグをつぶやく、
明るい窓辺の昼下がり。


2016年5月11日水曜日

忘れていた

大学から事務所への移動中、カーラジオから「震災から5年2ヶ月の今日…」というアナウンサーの声が流れてきた。

ちょっとどっきりした。
あの日以来、初めて「11日」を忘れていた。

癒えてきているのか、物忘れか。
兎に角、ラジオで聴くまで、
忘れていたのだ。

2016年5月10日火曜日

いろは特製ラーメン

東北学院大学の学生諸君と合宿に向かった昨日。

仙台から岩出山に向かう途中で、我々11名がスタックしたのは…
「いろは食堂」。
多い時には数十人の行列ができるお店です。

私はいつも「特製ラーメン」をいただきます(^^)/


この合宿を機に、例年学生諸君は、来年のシェイクスピア作品上演に向けての「修行」が本格化していきます。来年は『テンペスト』。シェイクスピア最後の戯曲とも言われている作品です。