事務所の一角で、何やらハンダ付けとかニッパーでの作業をやっている若者。
役者であり、私の会社の契約社員でもある彼は、演出家の命により、電気を使う小道具づくりに励んでおりました。工業高校で電気について学んでいた経験をかわれたのでしょうか?
彼曰く「これは小学生でも設計できる簡単な回路なのですが、芝居の中で演出家の意図するように光ってくれるものになるかどうか、形状や光量を気に入っていただけるかどうか、なかななか難しいんです」とのこと。しかも、操作するのは別の役者だそうで。
試行錯誤を重ねて、様々な工夫を凝らしている姿に少々感動しました。
舞台が始まる前から、ここにいる人たちはみんな、それぞれの「役割」を担っている役者です。
彼がギリギリまで粘った工夫が、舞台で光りますように。
ミュージカル『エイジング』開幕まで、いよいよ残り1週間です。
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