35年前に打ち上げられた「ボイジャー1号」が太陽系の境界に達したか、というニュースを見ました。
人工の物体で太陽系の外に出るのは、彼がはじめてなんだそうな。
思わず「彼」なんて呼んでしまいましたが、彼女かもしれませんね(笑)
2003年に打ち上げられて、2010年に還って来た「はやぶさ」のニュースでは、勝手に自分と重ね合わせて、いたく感動して、涙が出そうになったものでした。
一方、ボイジャー1号くんは、沢山のデータを地球に送り続けてくれながらも「帰還」は想定されていないのだそうです。
なんとも切ないはなし。
相手は言ってみれば「機械」でありますが、
僕には何だか彼らに感情があるような気がするのです。
例えば「そろそろ買い換えようかな」なんて思っているパソコンやクルマが、急に調子悪くなったりってことは、ありませんか?
まあ、偶然といえば偶然でしょうが。
ニンゲンの為に命尽きるまで仕事を続けているボイジャー君を想うと、日常の些事に一喜一憂している自分が小さく見えてきます。
そして「こりゃ大問題!」と想っていることも、さしたることもなく思えてきます。
それにしても、
ボイジャー1号くん、
地球に戻ることはないのに
果てしない大宇宙を
ものすごいスピードで突き抜けていく!
あなたの姿を想像して
カッコいいとと想うと同時に
とても胸が苦しくなるよ
いつか、
僕のたましいが宇宙に解き放たれたとき、
あなたの姿を観てみたい…
あなたに逢いにゆきたい…
窓の向こうから
クルマが
アスファルト上の雨を
轢いてゆく音が聞こえてくる夜
そんなことを考えてみる
鳴神月
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