雲の切れ間を仰ぎ、
青い色を眺めていました。
曇りがちなこの時期には、
ココロの清涼剤のような青色です。
町は、風雨にさらされたあと
朝日を受けて、
その表情は何だか、
泣き止んだ直後の
こどもの気持ちに似ているなと思いました。
ふと、
3年前のちょうど今頃、
僕らはCDの制作の最終段階で、
時間との闘いをしていたことを思い出しました。
「きずな」という言葉は、
今ほど使われてはいませんでした。
そしてぼくらはその2週間後、
2009年7月3日のJUN_harvestライブで
CD「KIZUNA」を世に送り出しました。
結果的に7月3日のそのライブは、
JUN_harvestのメンバー、
一ノ瀬健治にとって、
バンドのドラマーとして
2時間のフルステージを叩ききった
最後のステージとなりました。
最近は、なぜか
きずなって響きをTVラジオなどで聞くと
ちょっとうさんくさく感じてしまいます。
震災から1年以上経って
このことばは使い古されたのか、
進化したのか、
僕には、響きが変わって聞こえてきます。
しかし、
僕らの、この「KIZUNA」は、
震災後
新しい響きをもって
ステージで輝いています。
僕らのKIZUNAは
決して
使い古されることはありません。
な、健ちゃん。
忘れてないぜ!
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