2014年10月24日金曜日

薄暗き客席にて

ミュージカルの舞台には、照明、音響、舞台美術、会場設営などの専門スタッフが必要になります。

明日からのSCSミュージカル研究所公演の仕込みで朝からそれらのスタッフが劇場に集結して作業と続けています。殆どがSCSミュージカルの作品に数多く携わっているベテランスタッフたちです。事故やトラブルもなく、予定時間通りに作業が進んでいます。
写真は音響さんが、サウンドチェックしている様子。


本来は、照明と音響が時間を分けて行うのですが、各スタッフは、それぞれの領域や作業を妨げないようにしながらも、マルチタスク状態で仕込みを続けていきます。経験と、各部門の強力なチームワークのなせる業ですね。劇場の規模にかかわらず、彼らは瞬時に舞台成功へ向けての最良の手段を探し当て、行動に移してゆきます。
そして、私はといえば、ここまで来ると、トラブルシューティング以外のお仕事はなくなるので、比較的ヒマになってしまうのであります。
そこで、客席にちゃっかり座って舞台を眺めます。
こうした舞台仕込みをやっているときの客席の薄暗さは、ちょっぴり心地よく、そして、いつも私をこれから始まる舞台への緊張感とワクワク感で包み込みます。

彼ら、お客様の前にでることはほとんどないのだけれど、舞台上演の際の照明、音響、美術、衣裳、メイク…それぞれの部門のスタッフたちは、役者たち同様に大切な大切な、SCS作品の表現者であります。

さあ、夕方からは三々五々出演者たちが劇場入りして、舞台稽古がはじまります!
ますますワクワク感が高まります。


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