2016年4月28日木曜日

陰翳礼賛

時折、昔読んだ本を買いなおして読んでみたりすることがある。
昔買った本は、諸事情で散逸してしまって手もとにない場合が多い。図書館から借りて読んだ本などはもちろん、手もとにはない。
私の場合、電子ブックは目が疲れるし、所有している感じがしない。やはり「実体」がある方がよい。本屋で懐かしいタイトルに出合うと、ついつい手にとってしまう。

そんな最近の購入本。
『陰翳礼賛(いんえいらいさん)』(谷崎潤一郎)


読み返してみると、まったく素晴らしい日本の芸術論であることを再認識する。
昭和初期に書かれた随筆だが、今読んでもみずみずしい。若い頃には気づかなかったことも多い。再読には必ず発見がある。

一方、昨夜の夕食。
とある隠れ家にて、音楽や文学での表現活動に携わる友人たちと、興味深い話題の連続となった。


食事の時の明かりは重要である。
友人たちの言葉は縦横無尽に光と影を行き交っているように感じた。

まさに、
陰翳礼賛。



2016年4月26日火曜日

ワンダフル

キッズクラスの発表会が開催されたホールの1階、仙台三越の入り口でのこと。
ライオン君の隣に、柴犬まる氏が鎮座されておりました。


かわいい(^^♪

人気の柴犬まる氏のイベントが開催されていたようです。

さて、犬の思い出として、忘れられないのは、昔「仙台興譲館」という学生寮(角五郎1丁目にあった)で、住込みで寮生のお世話をしてくださっていた「山崎おばさん」が飼っていらした「ろろ」という名の雑種犬。

ろろは、なぜか僕を気に入ってくれて、寮を出たあとも、訪れるたびに大歓迎をしてくれていました。
おばさんの話によれば、夕方、学校やバイトを終えて寮に戻る際、門から100メートルぐらい離れたところにある酒屋さんの角をまがる僕のバイクの音を聞くと、ちぎれんばかりに尻尾を振って寮の玄関まで迎えに出たそうです。


夜は、寮生の部屋を見回ってくれるのが日課で、僕の部屋にも鼻先でドアを開け毎晩訪れて、10分ぐらい時間をつぶしてから、ねぐらに戻っていきました。
まれに僕が外泊などしようものなら、朝には部屋の真ん中に、ろろの○んちがこんもりと…(笑) などということもありました。
結構やきもちやきの犬でした。寮生みんなに可愛がられてたっけな。しかしある時には、不審者に吠えまくって、不法侵入者を階段の踊り場に追い詰めたというお手柄も。

毎日のように「ろろ」と散歩した広瀬川の堤防は、今でも懐かしき思い出の場所。そして、ワンダフルな青春の日々。
写真は、手元に1枚だけ残っている「ろろ」との貴重な2ショット。
1984年、夏のある日。


今でも、私の机のそばに飾ってあります。



2016年4月25日月曜日

楽しい時間はあっという間でした(^^♪

キッズクラスの発表会が、おかげさまで無事に終了しました。
アンケートにも「楽しかった~」という感想をたくさんいただきました。

劇中のあるシーンでは女の子が「怪獣」に襲われて、危機一髪!


しかし、このあと、女の子の救出に登場した「昭和チックなヒーロー」は、子供たちの一番人気だったようです。
客席のお子さんたちも一緒に、緊張したり、応援したり、笑ったり… 怪獣たちが退散すると、舞台上の子どもたちも、客席のお子さんたちも大喜びでした。
この他にも、ミュージックベルを使ったナンバーや、稽古場でのお稽古再現シーンなど、バラエティに富んだ構成。


今回の発表会。演奏曲は17曲とボリュームがあるのですが「あっという間でした~」というご感想も多く寄せられました。

子どもたちが笑顔になるものには、時代を超えて共通点があるようです。
震災後、私たちの活動のキーワードは、変わらずに「子どもの笑顔」です。

さて、来月のSCSミュージカル研究所は、新緑の季節恒例「いのちのシリーズ」と銘打ったミュージカル。
高齢化社会を子ども目線でとらえたファンキーな作品『エイジング』を上演いたします。
詳細は、随時このブログでもお知らせしてまいります。どうぞお楽しみに。

(写真はオリジナルのものから解像度を変えてあります。また本ブログに掲載された写真の無断転用・掲載は法により禁じられておりますのでご注意ください)
(C)2016 SCS Musical Theatre Company & K.Kashiwaya All rights reserved.
 


2016年4月24日日曜日

初日、たくさんの拍手いただきました。

キッズクラスの発表会初日、無事に終えることができました。
たくさんのお客さまにおいでいただき、初舞台の子たちにも、たくさんの拍手を頂きました。
この場をお借りしてご来場の皆さまに心より御礼申し上げます。


今回は、プライマリーの先輩たちや、プロフェッショナルなマスターコースのお兄さん、お姉さんたちとの共演も楽しい時間。


子どもたちが笑顔は、客席の大人たちにも笑顔の花が咲かせてくれました。

さぁ、今日の舞台もみんなでがんばるぞ~(^^♪


(尚、写真はオリジナルのものから解像度を変えてあります。また本ブログに掲載された写真の無断転用・掲載は法により禁じられておりますのでご注意ください)

(C)2016 SCS Musical Theatre Company & K.Kashiwaya All rights reserved.
 

2016年4月23日土曜日

こころをひとつに

キッズクラスの発表会が間もなく開演です。
昨夜は、その最終リハーサルが行われました。

衣裳は着けていませんが、それ以外は本番通りに舞台が進められました。


諸事情により公演直前での曲目変更などもありましたが、オトナも子どもも、みんなで、こころをひとつにして、取り組みました。


梶賀センセも最後の最後まで、子どもたちに細かな指導を重ねながら、場面ごとの完成度を高めていきます。
今日の舞台では、普段子どもたちがセンセから頂いた振付を練習する場面も再現されます。
ちょっとした「子ども版コーラスライン」。

どうぞ、お楽しみに(^^♪

2016年4月22日金曜日

静寂

七ヶ浜国際村。
毎週ここにお邪魔しています。

稽古の合間のホールに座ってみました。

たまたま客席には私一人。
舞台の上にも、舞台袖にも、誰もいません。


し~んとした空間でした。
舞台の上に針が一本落ちても、大きな音として聞こえてきそうな静寂です。

そっと目を閉じてみました。
すると、瞼に浮かんできたのは、たくさんのお客さまが詰めかけて、満席となった会場と、舞台美術や照明…そこに子供たちの舞台衣裳の放つゴージャスな光に溢れたプロセニアム舞台。

賑やかな、そして華やかな光景です。なおかつ客席の私は胎内にいるような不思議な安堵感。
刹那の幻想でありました。

そして、再びそっと目を開けると、
もとの、し~んとした劇場であります。

まったく宇宙や地球の歴史に比べたら、我々の一生など、瞬くよりも短い時間であります。瞬くその一瞬のようなものなのでしょう。
そんなことを想いつつ、
私が舞台と関わる人生はもう少し続きそうです。



2016年4月21日木曜日

惹きつけるもの

私の部屋の窓辺に置いていたスズランの蕾がほころびはじめました。
朝日を浴びて気持ちよさそうに見えますね。


なんと可愛らしい姿でありましょう。
スズランをプレゼントしてもらうと幸せになれるって噂もあります。

しかし、この子は本来、日陰っぽいところが好きなのだとか。
意外です。自分勝手な思い込みはいけませんね。

花は見かけによらぬもの。
綺麗なバラには棘がある。
可愛いスズランちゃんには毒がある。

凡そ世の中、
美しいものにはすべて…

それゆえに人の心を惹きつけるのでありましょう。

くわばらくわばら(笑)


2016年4月20日水曜日

怪獣

キッズクラス発表会リハーサル稽古場にて。
試しにセンセが「ウルトラマンのうた」を知っている人と聞いたら、人数はゼロ。
そりゃあ、そうですよね、指導員も含め稽古場はみんな平成生まれ。

でも「怪獣」という単語については知っている子がほとんどでした。

そう、今度の舞台では、不思議な「怪獣」も出てくるんです。
(ちょっぴりネタバレ(;^_^A)


大喜びする子ども、口を開けたままの子ども、半べそかく子ども。
反応は十人十色であります。
しかし、総じて「たのしい!」のだそうです。

観ているこちらは、昭和も平成もなく変わらぬ子どもたちの反応が「たのしい」のでありました。

2016年4月17日日曜日

幼稚園児からオトナまで

キッズクラスでは、一年に一度だけ「発表会」を開催します。


え?SCSって、もっと舞台の回数多いですよね?
そうなんです。でも、キッズクラスメンバーだけは1年に1度の発表会のみがSCSの舞台に立つチャンスなんです。

ですから、発表会の前にはちょっとお稽古時間が増えたり、やることが多くなったりします。初めてのことが多くてみんな緊張します。
でも大丈夫。
今年も他のコースのお友だちや、おねいさん、おにいさんがサポートしてくださいます。
安心です。
そして、今日はみんな揃っての、最後の合同稽古でした。 


とにかくみんな元気元気!


プライマリークラスやマスターコースAチーム(小学生)もキッズクラスの発表会を盛り上げようと、張り切っています。


実は彼らもほとんどがキッズクラスの出身です。だから、キッズクラスのみんなの気持ちがよく分かるのかもしれません。
みんな小さな子たちに、とおっても優しい!
そして小さな子たちは「とおってもキラキラ」。そう、こんどの発表会のタイトル通りですね。

チケットを手にしたラッキーな皆さん、幼稚園児から大人までバランスよくキャスティングされた舞台が見られるのはSCSだけです。当日の舞台、どうぞお楽しみに(^^)

2016年4月16日土曜日

タフネス

2週続けての米沢市(山形県)通い。
よねざわ市民ミュージカル「伝国座」のお稽古場です。

先週は、地元の「子ども演劇祭」に参加して、新聞記事になりました、という報告を受けました。


「伝国座」は代表の松田氏を中心に、どんどん活動の質と輪を広げています。

一方、今週は、今年度すでに決まっている様々なイベント、例えば直近の「上杉まつり」参加などに関連して、演目の確認稽古が進められました。
写真は「どんな舞台にも最高の状態で臨みましょう」とお話しされている「伝国座」の先生、SCSミュージカル研究所主宰、梶賀千鶴子(かじかちづこ)先生。


実は、写真でセンセのとなりに立つ安倍大夢(あんばいひろむ)指導員も、ともに仙台にて毎朝8時からのクラシックバレエ特訓(2時間)その他をこなしたうえ片道100キロ移動しての稽古場入りです。昨夜は伝国座の稽古場を後にして仙台へ到着すると、時計は24時ごろになりました。

しかし、明けて今朝のSCSお稽古場を覗くと、そこではご両人とも何事もなかったように、他の若者たちも交じって梶賀センセの楽しく厳しいレッスンが繰り広げられておりました。

睡眠不足ではとセンセに声をかけると、
「いえいえ、昨日は往復の車中で熟睡してすっきりですわ」との答え。
安倍指導員も毎朝のバーレッスンで爽やかな気分になるのだとか。

タフネス。
 一日1万歩の目標すら達成できない日が多い不肖ヒロセ純の体力では、とてもマネができません。

指導に立つ人は常にそれを受ける側を凌駕する心と身体のタフネスが要求されるのですね。