昨年夏の七ヶ浜国際村ミュージカル、日生劇場公演で、出演の子どもたちが、打ち上げで大変お世話になったIさんが、東京からお見えになりました。
昨年のミュージカルにとても感動されたということで、日生劇場の舞台で演じた七ヶ浜の子どもたちの住む町を、自分の目でご覧になりたいということでした。
お申し出を受け、Iさんを町内をご案内するにあたり、私だけでは心もとないので、国際村のS係長のご協力を頂き、被災状況、復興状況なども含め解説付きのちょっと贅沢なツアーを観光して頂きました。
もちろん、私も便乗。
昼間に見るのは久しぶりの国際村ホール屋上からの景色。
ちょっと、びっくりしたのは、これまで見えなかった菖蒲田浜の 海岸線が見えたことです。
高台移転のための土地整備により切り崩された山の向こうに、美しい海岸線。
削り取られた山肌とは対照的な海の景色でありました。
変わり行く景色。
こうして、町は少しずつ、復興へ向けて歩み続けています。
Iさんは、初めて目にする七ヶ浜の景色をご覧になりながら、また子どもたちのためにこの秋に楽しいことを考えておられるようでした。
震災から2年3ヶ月が過ぎても、未だ仮設住宅での暮らしを余儀なくされている方々が身近に存在します。
一方、遠くからこうして被災地に手を差し伸べてくださる方もいらっしゃいます。
現在震災中の私たちにはとてもありがたいことです。
案内をさせていただきながら、我々は昼食をとっていないことに気がつき、塩竈方面にクルマを走らせて頂き、遅めの休憩兼の昼食。
Iさんや、同行カメラマンのY君。東北を、宮城を、七ヶ浜を、気にしていてくださって、ありがとうございます。
そして、お忙しいところ、ご案内いただいたS係長、ありがとうございました!
仙台に戻れば、そこではもちろん「繭姫」の稽古。
日曜日ですから、子どもたちもめいっぱいお稽古での時間を過ごしています。
さっそく、IさんとY君からいただいた、甘いものを稽古場の子どもたちに差し入れしました。
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