2015年2月14日土曜日

新解釈「ヴェニスの商人」あっぱれ

東北学院大学教養学部「俳優修業ゼミ」。
その「口頭試問卒業公演」にお邪魔してきた。
芸術大学ではないところ、しかも「教養学部」でのシェイクスピア劇の上演である。


学生たちが2年間かけてシェイクスピア劇を翻訳し、翻案する。さらにそれを「上演」するというところまで。彼らにとっては未体験ゾーンの連続。まさに「修行」に近い状態だと思うのだが、これは人気のゼミ。
その証拠に、昨日に引き続き泉キャンパス内に出現した学生たちの「劇場」は、開場前からお客さまが並び満席。


さらに今日は立見席まで出た盛況ぶりであった。小雪がちらつく天気にも関わらず、大勢のお客様に足をお運びいただいた。このゼミの芸術顧問を拝命している立場から、この場をお借りして皆さまに心からの感謝を申し上げる次第である。

学生たちが練りに練って翻案した作品。演出にも演技にも光るものがあった。アンドロイドが登場したことも新鮮。一見奇抜に思えることもやってみることが、未来をつくる彼らの大切な作業である。
ひょっとすると、彼らが老人となる頃には、家事や介護はアンドロイドがやっているかもしれない…などということがチラっと脳裏をかすめた。

学生諸君、2年間の集大成、とにもかくにも「あっぱれ」でありました。そして千秋楽おめでとう。
このあとには下館教授による恒例の自家製ラーメン&マグロの握りの打ち上げが待っていますよ~
(^^)/。

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