2015年2月4日水曜日

時代の裂け目に鬼が出る

15年前、SCSが創立10年を迎えたころ、今日のブログ記事タイトルと同じTV番組が仙台放送で放映されました。SCSの活動を追いかけていただき、1時間のドキュメンタリー番組としてまとめ上げられたものです。

タイトルの「時代の裂け目~」は、TAROH(たろう)というSCSにとって最初のグランドミュージカル作品の中からとったものです。当時「鬼」は、誰のことなのか、と話題になったことを思い出します。きっと稽古場に居るセンセのことに違いないと誰しも思っていました。しかし、TAROHのなかで、鬼は実にチャーミングに描かれています。daemonでもmonsterでもghostでもない、私たちが子どもの頃から感じていた東北の山奥に棲む鬼のお話です。
ミュージカル作品の詳細はここでは述べませんが、TV番組の中では「鬼」が一体誰なのか、何だったのか。いろいろと考えさせられるような、奥行きのあるドキュメンタリーになっていました。
最近は、そうしたタイプのドキュメンタリー番組を観なくなったように感じます。というか、私自身のTV視聴時間の減少により気づいていないだけかもしれませんが…。硬派のドキュメンタリー番組が成立するような時代が再来することを密かに期待しているところです。

さて、昨日は節分
イベント好きのセンセが見過ごすはずがありません。それを知ってか知らずか、研究生のお母様からも節分らしく、事務所メンバーに恵方巻などの差し入れを頂戴して、私たちはすっかり節分の気分を満喫させていただきました。(Rママありがとうございます)

一方、センセは案の定、藤崎デバートで高級な恵方巻を買い込んで出社すると、社員全員にふるまってくださいました。


「みんな、食べているときはしゃべっちゃいけないよ!」とご自分で宣言したのにもかかわらず、一口食べて「旨っ!」と声を出しちゃっておりました。社員のFくんが先に食べ終わって、そのことを指摘すると、みんなはあははと大笑い。よき節分です。
しかし、センセはそのことを根に持っていたのか(笑)夕方からは稽古場に居合わせたメンバーを確保して、Fくんを鬼に仕立てました。その時に被っていたのがTAROHで使用した鬼っ子の鬘です。お、鬼っ子たちも混じっていますねぇ。その時私は税理士の先生と上階の事務所で会計業務の真っ最中にもかかわらず「すぐ下に降りて写真を撮って」との号令を頂戴し仕事中断、ちらと稽古場へ(笑)


そして始まった「豆まき」!


気のせいか、Fくんが狙い撃ちされたような(笑)


稽古場には研究生数人しか居合わせていなかったのですが、すごい歓声が響きました。
こうして一日一日を楽しく過ごせるということが、人生における最大の喜びなのでしょう。
皆と過ごす何気ない日常が、どれほど素晴らしいことか。
震災後は、特にびりびりと感じることがあります。

そして最後はみんなでフレンズ・アゲイン
みんな、一年健康で楽しく過ごせますように!

 
東北の鬼たちはみなチャーミングなのであります。



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