土日はちょっと用事で事務所を空けると、私の机上に子どもたちの「作品」がいくつか置かれていることがあります。
毎年SCSミュージカル研究所で実施している「SCSリーディング・マラソン」(読書量コンペ)には、子どもたちの積極的な参加があり、本を読むと、子供たちが感想を教えてくれます。まだ未就学の子は文字ではなく「絵」でも可、ということになっています。
このリーディングマラソンには、七ヶ浜町のミュージカルグループNaNa5931のみんなも何人か参加してくれています。
通年での実施なので、一年中どのタイミングでもエントリーできます。したがって、毎回、参加していくれる人が増えています。 感想を持ってきてくれた子に私は、たとえ1行でも、できるだけ何かコメントしてお返しするようにしています。
周囲には、それがちょっと大変そうに見えているかもしれませんが、こんなに幸せなことはありません。
今のところ約25名がエントリーしてくれています。幼稚園児から大学生まで年代は様々ですが、彼らの文章、絵、言葉遣い、色使い、そのどれもこれもが、フレッシュな感性がノートや原稿用紙の画面から溢れているように感じるからです。
その感動は、私の心を多種多様な方法で揺さぶってくれます。
これは、ひょっとすると私自身が彼らに育ててもらっているのかもしれません。
ああ、この感動を私も何かで表現しないと!
私たちの研究所で追及している舞台表現において、「ことば」は、言わずもがな重要な表現実現の為の要素となりますが、こうした話し言葉以外(書き言葉や作画)でのコミュニケーションに私はそれとはまた違う重要性を感じています。そして、何よりそれは、双方にとって楽しいもの。
楽しいことは苦痛にはならないのです。
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