2018年1月5日金曜日

音について

我が事務所は本日が仕事始め。
年頭のあいさつ、今年最初の会議を終えると各自それぞれの仕事を開始しました。

前回のブログ記事で音について触れました。関連して振り返れば、昨年は『仙台ねこ』における生演奏の評判が大変良いものでした。
いわゆる「打ち込み」による音楽も面白いのですが、生の音には演奏家による表現がぎゅっと詰まっていて、聴くものを圧倒することがあります。

さて、本日の事務所に「これ純さん関係のものみたいですよ」と梶賀センセが事務所に持ってきてくださった紙袋。故梶賀チイ子さん(SCSミュージカル研究所設立発起人、2017年11月22日没)の遺品だそうですが、袋には新聞の切り抜きや20年以上前の公演パンフなどがいくつか入っておりました。
国体や、歌津町でのミュージカルの記事、河北抄でSCSが取り上げられた時のもの2点ほど。チイ子さんはSCSの設立発起人として、こうしてずっと陰で情報収集しつつ、アドバイスをくださっていたことがうかがえます。
その中に見つけたのがこの新聞記事。


20年以上前の新聞記事ですが、音楽でもどんどんデジタル化が進んできたころ、できるだけ生の音で録音した贅沢なCDです。録音にかかわった日本人は私一人。他は全員日本語のわからない方々(笑)。録音からパッケージまですべて米国で行い、形としては逆輸入したものです。


『Secret Plan』とタイトルしたこのCD、プロデュースはスコット・マシューズ氏。 録音に際して、ピアノは、プロデューサーのスタジオに100年近く前のものを引き取ってオーバーホールして使ったり、ギターや弦楽器はもちろん、民族楽器や創作楽器も本物をふんだんに使いました。全編でピアノを弾いたのがヴィンス・ウェルニック氏。彼は80年代から90年代にかけてグレイトフルデッドのメンバーとしても活躍した(残念ながら2006年に亡くなっている)リリカルな鍵盤奏者。

また『EVERY TIME』という曲のバックで歌っているのはヒューイ・ルイス&ザ・ニューズのヒューイルイス氏(映画『バック・トゥ・ザ・ヒューチャー』のエンディング曲を歌った方)。

ジャケットデザインはプレイリー・プリンス氏、彼は、ジャーニーの創設メンバーの一人でもあり、トッド・ラングレンや、ブライアン・イーノ、トム・ウェイツ、XTCなどのバンドでドラマーとして活躍する一方、グラフィックデザイナーとしても有名。そんなわけで中身もなかなか奇抜なレイアウトになっていたりします。

今年は、昨年にも増して音を大事にした舞台づくりを心掛けて、皆様にさらに楽しい舞台をお届けできればと思っています!


追記:この記事をお読みになった方から早速問い合わせがありました。
このCDまだ少し在庫がございます。
ご興味のある方は下記までご連絡ください。

SCSミュージカル研究所
電話:022−224−7051
メール:info@scsmusical,com (←カンマはドットに直してください)

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