歌詞の中に「十六夜(いざよい)の月」という部分があるのですが、
詞を書いているときは、単純に十五夜の次のお月さん、という認識でした。
しかし、昨日友人との会話の中で
「今日は満月だよね、昨日が十五夜」
と、僕が話すと、
「えっ!十五夜は満月の時じゃないの?」
との答え。
「そうだよ、今日は満月だけど十六夜」
と答えたものの、
少々不安になりました。何となく十五夜=満月ではないという知識はあったけれど、
そーいえば、何で十五夜=満月じゃないんだろ、と、
帰宅後、ちょっとネット上を検索したら、
同じ疑問をお持ちの方がずいぶんといらっしゃるんですねぇ。
夜中にお月さんのことを調べるのに夢中になってしまいました。
いろいろなサイトを読んでみて、理由がわかったような、解らないような…
そんなこんなしているうちに、昨夜の月例会計監査のためか、数字を沢山観たせいか、
もともと数字に弱いせいか、睡魔が…。
眠くなるサイクルも宇宙の摂理の一部なのでしょうね。
逆らわずに眠りました。
睡魔にさえ神秘の宇宙を感じた昨夜。
ところで、さきの「ふたり月」という歌。
震災後、歌う気分になれず、半年を過ぎてようやく書いた曲。
何故、月をテーマにしたのか、今もわかりません。
しかし、3.11以降、以前にも増して空を見上げるようになったことは確かであります。
震災から1年を経た頃、作曲家の上田亨さんのコンサートにお呼びいただき、六本木の俳優座劇場にて上田氏のピアノ伴奏でこの歌をご披露したときも、頭に浮かんでいたのは、会えなくなった友人、生徒、知人、そして被災地で観た様々な月の表情でありました。
書いてから半年後にその理由がすこし解ったような瞬間でした。
月も星も、太陽も、そして、地球も
めぐりめぐってゆきます
夜空を見上げていると
僕らのいのちも
かたちを変えながら
宇宙をめぐっていくように思えます。
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