2013年12月17日火曜日

探していた曲、ついに発見

ここ数年、自分ではあまり意識していないのに、ふとある曲が頭の中を流れているときがある。
はっきりとその曲を思い出せるのに、その曲名と音源を探し当てるのに苦労した。

その曲を聴いていたのは20歳のころ。バンドに夢中になっていた頃である。
僕は、すっかりその曲がラリー・カールトンのアルバムの最後の曲だと勘違い(思い込んでいた)していた。どうしてももう一度聴きたくて、CDショップに行ったり、YouTubeなどで、検索してみたり…。
しかし、どうもその曲が見つからない。
メロディーはしっかりと覚えているのに、曲名が思い出せない。

そんな折、先日、「ひょっとしたらリー・リトナーの曲だっかも」と、ひらめき彼のアルバムの最後の曲を片っ端から聴いてみた。
しかし、見つからない。

ほぼ、あきらめかけていた時に、さらに思い出した。
「そうだ、A面最後の曲だったのかも!」

…図星であった。
1981年発売のリー・リトナーのアルバム「RIT」。
そのA面最後の曲だったのだ。

CDの時代になってからは、A面B面という感覚が無くなってしまっている。
盲点であった。

次にその音源を何とか手に入れたくてネットで探してみたところ、どうも廃盤になっているらしい。
結果、中古CDで手に入れることができた。
昨日それが、やっと手元に届いた。


さっそく、針を落とすのではなく、PCに挿入。
ヘッドホンで聴いていると、なんとも懐かしい、その時代の情景がありありとまぶたに浮かんでくる。
曲は Dream Walk という短いインストルメンタル。
やっとたどりついた…
おそらく、当時カセットテープのA面とB面に分けて録音して、A面ばかり聴いていたに違いない。
すっかり「アルバムの最後に収録されている曲」 と思い込んでいたのだ。
人間の記憶は、かようにあいまいなものであるにもかかわらず、
目をつぶって曲を聴いていると、30年以上前の出来事が、昨日のことのように思い出せるのである。

あぁ、まことに音楽は、なんとも不思議な力を秘めているものであることか。


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