先々週の「文化プロデュース」の授業は、日本生命仙台支社の馳平支社長をゲストにお招きいたしました。
みなさんは、CSR(Corporate Social Responsibility)とかCSV(Creating Shared Value)という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。
恥ずかしながら、私はそれらの単語を、震災後の日本生命さんはじめ多くの一流企業による復興支援活動を通じて、詳しく知ることとなりました。私がまだ若い頃は、その類のことばとしては「メセナ」とか「フィランソロフィー」などという単語しか聞いたことはありませんでしたから。
教室で、馳平支社長は、実に分かり易く、それらのことを学生たちに説いてくださいました。企業の社会貢献ということに留まらず、舞台や音楽という芸術分野と企業との関わりについても、映像資料を使いながら、実際のCSR活動例を通じて具体的に解説いただきました。
そして、何より「就活」が目下の関心事でもある学生たちにとって、超一流企業の支社トップの言葉は、何から何まで大変に心に響くものがあるようでした。
仙台支社には約千名の部下がいらっしゃるそうです。そんな多忙かつ要職におられる方が、こうしてわざわざ時間を割いて、若い世代へ社会人として生きるヒントを教えてくださる。それはもう非常にありがたいことであると同時に、そのことがすでに人も会社も「一流」たる所以のように感じたひとときでした。
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