少し強めの雨が降り続いていた昨夜、
外では雨音のコンチェルトが聴こえていました。
一方、施設内からは、ピアノ音、コーラス、ダンサーたちの声。
そして、マリンバの音、ビブラフォン、カホンやドラム、シンバルの音…
私たちSCSメンバーが、毎週ここに通い始めて16年になります。
ダンスや歌、演奏などの表現は、この土地の持つ独自のリズムや気に呼応しながら、年を重ねるごとに、全体として美しいハーモニーになっているように感じられます。
ここ七ヶ浜町にある「国際村」では、同町と七ヶ浜国際村事業協会の「育成事業」に位置付けられた、それぞれ、ミュージカルや、打楽器アンサンブルを通じて、豊かな情緒や地域のリーダーになっていただけるような人材の育成事業が続いています。
そして、この秋からは町の子どもたちと一緒に、新しい事業を開始すべく準備を始めています。ここで育った才能が、町の子どもたちのために帰ってきてくれるのです。
いつものように、子どもたちの顔や稽古の様子をみながら、施設内をめぐっていた雨の夜。
国際村の内外から聞こえていた音たちは、こんなメッセージを伝えているような気がしました。
「町育ては人育て」
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