2016年9月24日土曜日

男の子、女の子

郷ひろみの歌のタイトルじゃありません(古っ!)
土日の稽古場は、キッズクラスやプライマリーコースなど、男の子、女の子、子どもたちの明るい声が絶えません。

そんな中、本日午前中のキッズクラスでは、兄弟が参加するレッスンの付き添いで、ママとやってきて見学している男の子の姿が。
少し話をすると、カブトムシやクワガタ虫の話に…。
世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」って知ってる?と聞くと「知らない」との」答え。
早速、事務所でヘラクレスオオカブトの画像をプリントして稽古場に持っていくと、彼の瞳はキラリン!
来週彼は僕に、日本のクワガタムシについて写真付きで講義をしてくれることになった。
ま、ミュージカルとはあまり関係ないけど、これでいいのです。

一方、午後のクラスでは、休憩に入ると女の子のうちのひとりが「なんか寒い、エアコンかな。」と。
しかし隣の女の子もお稽古着の上はTシャツ1枚の姿なので、寒くない?と聞けば「全然!」と。
子どもの体感温度は大人とは違っているので、注意が必要です。

寒いと言っている子の両手を握ってあげると「純さんの手、あったかい!」と、笑顔になった。
そこでの会話。

私「純さんは、変温動物じゃないからね」
女の子「へんおんどーぶつって何?」
私「自分の体温が周囲の気温でかわっちゃう生き物の事だよ、例えば、みんなが先週いも煮会のときにつかまえて見せてくれたカエルさんも、へんおんどーぶつ」


女の子たち「あー。あれかぁ(笑)」


子どもたちは、本能的に、どんな生き物でも、「よく見ればかわいい」ことを知っているような気がします。でも、来年か再来年あたりのこの子たちは、恐らくカエルを素手で捕まえるようなことはしなくなるでしょう。
そして、なぜか、大人になるにしたがって、自分とは違う生き物との距離をおき、よく見なくなって、邪念と妄想で、気持ち悪い!、なんて言ってしまいます。

でもね、どんな生き物も、この世に生まれたがって出てきているのだと思うのです。
稽古場の男の子、女の子たち、大きくなっても、他の生き物たちとずっと仲良しでいてほしいなぁ。


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