2017年12月29日金曜日

それぞれの場

先々週は、七ヶ浜町でのNaNa5931クリスマス・ミニステージが開催されました。
同町にある七ヶ浜国際村で17年前から活動を続けている「NaNa5931(ななごーきゅーさんいち)」の皆さんのステージ。



オープニングには「NaNaキッズクラス」の子どもたちによる可愛らしいステージ。キッズクラスのみんなにとっての記念すべき初ステージでした。
七ヶ浜国際村舞台芸術人材育成事業と銘打って継続されているこの事業。この2つのグループのパフォーマンスの様子を客席から事業協会の理事長さんでもいらっしゃる町長さんもしっかり見守っていてくださいました。
町のみなさんのあたたかな思いにつつまれて、明るく元気な人材が大勢育っています。


七ヶ浜の納会を兼ねたクリスマス・ミニステージの週末にはSCS今年最後のステージ『ゆく年くる年ぶんぶん姫だよ全員集合!』が上演されました。これは当ブログ記事でもご紹介した通りです。

そして一昨日は「SCS2017年納会」!。
大掃除を終えた稽古場で、年間を通じて活躍した方に、梶賀先生から賞とプレゼント。
今年は6名の方が選ばれました。


また、SCSミュージカル研究所では、年間を通じて「リーディング・マラソン」を実施しています。これは、私、不肖ヒロセ純の担当。
たくさん本を読んだ人を表彰して、文房具などをプレゼントします。


納会の後半には恒例の研究生によるアトラクションも飛び出し、愉しい時間を過ごしました。明けて昨日は事務所も「仕事納め」。
事務所スタッフの皆さんに一年の感謝を申し上げました。
こうしてそれぞれの場で、それぞれのかたちで、今年一年の行事や仕事が納められていきます。

あ、事務所の方は本日から4日まで年末年始の休暇とさせていただいております。





2017年12月26日火曜日

稽古納め

本日、SCSのお稽古場では、夕方から今年最後のクラスのレッスンがありました。
梶賀センセ監修のもと、若手指導者が中心となってSCSの舞台作りを支えてくれて来たクラスです。


珍しく仙台でもちらちらと雪の舞う夜、師走の街の慌ただしさとは対照的に粛々とレッスンプログラムが進められ、今年のお稽古プログラムのすべてを無事に終えることができました。


明日はこのお稽古場をお掃除して清め、この「場」に感謝しつつ、恒例の「SCS納会」が開催されます。


2017年12月24日日曜日

SCSクリスマスミュージカル舞台写真(2)

SCSクリスマスミュージカル『ゆく年くる年ぶんぶん姫だよ全員集合!』
前回ブログ記事に続きカメラマンの柏谷潔氏による舞台写真を掲載致します。

尚、本ブログに掲載されているすべての写真について無断転用することは法により禁じられておりますのでご注意の上お楽しみください。







SCSクリスマスミュージカル舞台写真(1)

SCSクリスマスミュージカル『ゆく年くる年ぶんぶん姫だよ全員集合!』無事に全公演を終えることができました。
カメラマンの柏谷潔氏より舞台写真を送って頂きましたので、2回に分けてこのブログに掲載致します。

尚、本ブログに掲載されているすべての写真について無断転用することは法により禁じられておりますのでご注意の上お楽しみください。







2017年12月23日土曜日

無事に初日を終えました

沢山の皆さんの協力を頂いて、無事にクリスマス公演の初日が開きました。

本日のマチネ、ソワレの両公演ともおかげさまでチケットは完売して満席の会場となりました。
年末そしてクリスマス時期のお忙しい中、県内外から沢山のお客さまにお越しいただきましたこと心より御礼申し上げます。


今回残念ながらチケットを入手できなかったかた、日程が合わずおいでになれなかったかたのために公演の様子は明日以降に少しご紹介出来ればと思います。

2017年12月22日金曜日

元祖おはりこーず

ゲネプロ直前まで衣裳直しをしていらっしゃるのはどなたでしょう。


本人曰く「おはりこーずの元祖はワタシよ」

2017年12月21日木曜日

HOLYとHOLLY

今週土日に上演のSCSミュージカル『ぶんぶん姫』シリーズの2幕に毎回登場する「柊(ひいらぎ)家」秘話。

実はこのシリーズ、もう四半世紀近くやっているのですが、そのはじめのころ、不肖ヒロセ純、チラシに「HOLLY NIGHT」と書いてしまいました。
その頃のSCSは、音楽はもちろんチラシも時々私がつくるという完全な家内制手工業状態(笑)。
ところが、ある方から「スペルが違うのでは?」との指摘が…。
「あ、しまった。HOLLYじゃなくてHOLYだった!」と私。
しかし、チラシを擦り終えたあと、もう一部では配布されています。
時すでに遅し!

念のためHOLLYを辞書で調べると、その意味はモチノキでセイヨウヒイラギの類とあります。
しかも花言葉は「慎重」。
をお、これは慎重さを欠いていた私への神の啓示か!

でも、ここからが、家内制手工業の良いところ。
さらにその辞書には「その赤い実のついた枝葉はクリスマスの装飾用」と書いてありました。
そこで、梶賀センセと相談して、お芝居に登場してもらったのが「柊(ひいらぎ)」という名字の一家。4世代女系家族です。先祖代々、そして柊家では柊の枝が魔除けとして伝わっておりました…ここから先は、お芝居を観てのお楽しみ(^^♪

写真は前回(2016年)の「柊家」面々。


ちなみにHOLYは、ご承知のように神聖な、穢れのないという意味ですね。
いよいよ近づいてまいりました「HOLY NIGHT」!
キリスト教徒であるやなしかにかかわらず、街も人も賑わいを見せておりますね。
そして、クリスマスが終わると、私たちは正月は神社にお参りして、 お家では仏壇にお線香をあげたりいたします。
日本人の宗教的寛容性を象徴する季節でもあります。
この寛容性が世界中に広まれば、戦争は無くなるかもしれません。

不肖ヒロセ純、そんなことを想いながら、祈りながら、今年のクリスマスには1年ぶりに舞台で1曲歌わせていただきます。

2017年12月17日日曜日

元気元気

日曜のお稽古場は、朝からフル稼働です。
特に、来週いよいよクリスマス公演本番ということもあって気合が入っております。
みんな元気元気!


おかげさまでチケットの方はほぼ完売だそうです。
不肖ヒロセ純も1年ぶりに舞台に立ちます!

2017年12月16日土曜日

光のページェント

昨夜は久しぶりに高校の同期生10名と「プチ同窓会」。
会場へ向かう途中、定禅寺通りの「仙台光のページェント」では、週末ということもあるのか、たくさんの家族連れやカップルで賑わっておりました。


その人ごみの中を抜けて、いざ会場へ。
同窓会的な会合はともすると懐古趣味に終始しがちでなのでありましょうが、昨夜はとにかく現在進行形の楽しい話題が満載の会でありました。みなさんそれぞれの分野で重責を担っている方々ならではのノンジャンルミーティングの様相。我々のこれまで生きてた年月にしてみれば、高校時代のある短い時間を共有しただけの関係ではありますが、あっという間に打ち解けて会話が弾んでいくのは、不思議なものですね。

さて、今年も残すところあと15日。
来週はいよいよ今年最後のSCSミュージカル研究所公演『ゆく年くる年ぶんぶん姫だよ全員集合!』です。
お蔭様でたくさんのお問合せを頂き、現在のところチケットはほぼ完売となり、12月23日(土)の17:30開演の部の数枚を残すのみとなりました。
その時間の公演はちょうど会場の外で行われている、前述の光のページェント鑑賞にもぴたしの時間帯ですね。ページェントのもともとの意味は野外劇だそうですが、今年をしめくくる思い出のひとつに、SCSミュージカル研究所のChristmas室内劇も併せてぜひお楽しみください。
チケット入手がこれからの方は急ぎお問合せくださいませ。
SCSミュージカル研究所:022-224-7051

2017年12月14日木曜日

1日50センチ

天気予報では雪マークとなっていたので、予想はしていたものの1日で結構な積雪となった昨日の米沢市。
先月開通した日本一長い無料トンネルをくぐって、ちょっと行ってまいりました。福島市と米沢市の間にある約9キロの長いトンネル。この開通のおかげで仙台からの帰省がかな楽になりました。
この道路を使うと仙台を出て110キロメートルぐらいで米沢です。途中、福島のジャンクションを経て、文字通り国境(くにざかい)のトンネルを抜けると、そこは雪国、米沢なのでありました。


父の顔を見に立ち寄った実家は、ちょうど、近所の方に小型のブルドーザーで家の前の雪を片付けてもらった後でしたので、車は難なく敷地内に停めることができました。
1日に50センチの積雪なんていうと、雪の降らない地方の方はびっくりされることでしょう。私が現在住んでいる仙台でも、こんなに降ったら100万人が大パニックになるかもしれません。
しかし、雪国米沢のみなさんは至って平常心。当たり前のように会社やお店の営業、日常生活は営まれています。
ここで育った私にとっては、雪のある景色は精神的な原点のようで落ち着きます。
読者のみなさんの故郷はどんなところなのでしょうか。
人にはそれぞれに、こうした風土とあいまった原点のような気候や風景を心に持っているのかもしれません。

2017年12月13日水曜日

出講

時々宿泊するホテルの窓に日が沈むころ、


のそのそ部屋から這い出して目指したのは、とある大学の建物。
大学院教授の宮武先生のご依頼を受け1コマゲスト講師を務めさせていただきました。


不肖ヒロセ純、同じ道を30年ぐらい歩んでおりますと、否が応でもそれなりの専門性らしきものを帯びてくるものでございます。時折、その経験をもとに、知的財産の戦略的活用や、プロデュースの手法、地方における舞台芸術活動の事例などについて、舞台作品制作者の立場から話をせよというご依頼をうけることがございます。宮武先生の授業でもここ4年ぐらいとりあげて頂いております。

今回は少人数の授業であったので、机をコの字型に並べて、ゼミナール形式で行いました。あえてパワーポイントは使わずに皆さんの意見を列記するためのホワイトボードのみを使用。大学院の授業でしたので、学生の皆さんとの議論を交えつつ私にとっても有意義で楽しい時間となりました。
向学心の高い皆さんとの触れ合いは、気持ちの良いものですね。

2017年12月10日日曜日

ちいさなせんせい

土曜と日曜の午前中は「キッズクラス」。
SCSのお稽古場には可愛い子どもたちが毎週たくさん集まってきてくれます。

時々彼らと僕は短い時間言葉を交わして交流することがあります。
今朝もそんな機会がありました。

珍しく彼女はお稽古のスタートにちょっぴり躊躇して皆から少し離れていました。
そこで僕は短い会話をして(どんな会話の内容かは企業秘密(笑))、彼女からストレッチのコツを教えてもらうことに。

その様子をF部長が写真に撮ってくれていました。
彼女は人生のキャリアも、お稽古場でのキャリアも短いけれど…
ご覧下さい!


完全に僕の先生を演じてくれました。

僕が「どうやったらMちゃんのように出来るの?」と問うと、
「まいにちたいそうするといいんだよ」と教えてくれました。

その通り!
痛いところを突かれました(笑)
そして、その
ストレートで且つ奥深い回答に、じーんと感動したのでありました。

2017年12月9日土曜日

稽古場にて

七ヶ浜国際村での今週のNaNa5931のレッスン。
再来週に迫ったクリスマス・ミニステージへの練習にむけて楽しいお稽古が続いておりました。


NaNa5931クリスマスミニステージ概要

と き 平成29年12月21日(木)
ところ 七ヶ浜国際村ホール(022-357-5931)
日 程 19:00 開会あいさつ
    19:10 NaNaキッズクラス発表(15分間)
    19:30 NaNa5931発表(20分間)
    20:00 総括・閉会挨あいさつ

入場は無料です。みなさん、ぜひ七ヶ浜国際村まで遊びにいらしてくださいね(^^♪

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一方、SCSミュージカル研究所ではSCSキッズクラスが人気です。仙台市内の幼稚園、保育園、ショッピングモールなどで手に入る「まみたん」にも情報掲載させていただいております。体験レッスンは無料です。こちらも梶賀千鶴子監修による本格的なレッスンを受けることができます。ご興味のあるかたはお気軽にSCSミュージカル研究所(022-224-7051)までお問合せくださいませ。


2017年12月5日火曜日

追分温泉

木造の温かみのある佇まい。
石巻市の山あいにある一軒宿です。
センセの慰労を兼ねてy2さんと3人日帰り入浴してきました。


ミュージカル『ユタと不思議な仲間たち』に出てきそうな雰囲気の建物。
センセはチイ子さんとお会いになったようです。

帰り際に可愛いノラにゃん軍団のお見送りを受けました(笑)


追分温泉♨️
また訪れたい場所です。

2017年12月3日日曜日

向山からの眺め

英国からおいでのお客さまと兄貴と三人で昼食を頂きました。
向山にある「東洋館」にて。

食事をとった部屋からの眺め。
これは仙台の風景のなかでもかなり愛着のある一望です。


なぜなら、土樋にあった昔のSCS事務所や現在の自宅がここから見えるのです。
右手の遠くに太平洋の水平線も見えます。
写真にはありませんが、手前には広瀬川。左手手前は伊達政宗公の眠る瑞宝殿のある山。

静かなゆったりとした時間のなか頂く食事と楽しい話題。


気が付けばあっという間に二時間以上経っておりました。
こういう場での時間の流れは、ずっと身をゆだねていたいような速度であります。

2017年12月2日土曜日

木曜日に

ミュージカルのレッスン。
七ヶ浜のミュージカルグループ「NaNa5931(ななごーきゅーさんいち)」のメンバーは、とにかく練習熱心。
毎週木曜日に、こうしてお稽古場に集まってレッスンを受けるのですが、おうちでも練習してきているに違いありません。でなければ毎週毎週目を見はるような上達はないと思います。
そんなことを連想させるお稽古場です。


彼らは、先月本公演を終えたばかりですが、今月は21日にクリスマス・ミニステージを控えて、引き続きますますお稽古場は熱気に包まれています。

一方、9月から2月までのこの期間は自主練習となっている、パーカッショングループのGroove7。こちらも毎週木曜日に七ヶ浜国際村に集まって練習に余念がありません。


ホールロビーに小気味よいジャンベの音を響かせています。
ホールロビーの2階から撮影してみました。
ちらっと見えているのは筆者の足(笑)。
来年夏のコンサートが楽しみですね。


2017年12月1日金曜日

師走

あと数時間で、師走になろうとする昨日の午後。
約40年ぶりに高校時代の同級生と再会しました。
待ち合わせせた駅前ホテルの入り口にはしっかりとクリスマス飾りが。

長い年月会っていなかったことが不思議なくらいに、密度の高い、愉しい時間を過ごしました。現在は某国立大学の教授を務める彼と、互いに異分野同士ながら、表現したいことの共通点などもあって、ついつい話ははずみ、コーヒーだけで2時間以上(笑)。
再会を約束し別れた駅前の空はもうすっかり暗くなっておりました。


それにしても今年は「いのち」について考えることの多い年でした。

いよいよ締めくくる最後の月のスタートです。
楽しみながらしっかりと走りたいと思います。

2017年11月25日土曜日

教え

いのちをながらえ
老いてゆくということは
わかっているようでわからない

しかし
老いていくということは
こういうこと
すこしずつ
いろいろなところが
うごかなくなって

それはだれにもひとしく訪れる


2年前の母のときにつづいて
そんなことをしっかりと教えてくださっていたのだな
いま、そう感じています

ここ数ヶ月は毎日のようにお会いしましたね
先週は、慰問にうかがった施設の玄関先で
綺麗に咲いたバラと背後に桜の木の落葉
その対比に不思議な感覚をもちました

1980年代の終わりに
SCSミュージカル研究所創設のきっかけをつくってくださり
以来、たくさんのことを教えていただきました

僕たちが「台原のお母さん」と慕っていた
梶賀チイ子さんは
96年の長き時間をしっかりと生きられて
眠るように旅立たれました

たくさんの「教え」をいただきました

ご冥福を心からお祈りいたします
生前何度もたのまれた「葬儀委員長」は
約束通り務めますよ



2017年11月21日火曜日

ミュージカル『どこでもないここ』大盛況のうちに幕

一昨日千穐楽を迎えた七ヶ浜ミュージカル『どこでもないここ』
おかげさまで、町民の皆さんはもとより県外からもたくさんのお客さまにおいでいただき、無事終演いたしました。
劇場までおいでいただきご覧いただきました皆様、ほんとうにありがとうございました。


当日の館内では、作品にかかわるさまざまな楽しい飾りつけも行われ、



ギャラリーでは、この作品をつくっていく過程を写真で紹介した展示も実施されました。


以下、チケットを入手できずご覧いただけなかった皆さまのために、ゲネプロ(最終リハーサル)の様子をちょっとだけご紹介しましょう。






千穐楽には、ミュージカルや演劇をそれぞれ地域のホールで制作上演している団体、AZ9ジュニアアクターズ(宮城県大河原町、えずこホール)、劇団ドリーム☆キッズ(宮城県登米市、登米祝祭劇場)、名取こどもミュージカル(宮城県名取市、名取市民会館)、伝国座(山形県米沢市、伝国の杜ホール)合計約100名のみなさまと、劇場にて交流会をもたせていただきました。
各団体のみなさまから、短いながらも楽しい有意義な時間を頂きましたこと、この場をお借りして御礼申し上げます。

後片付けの時間には雪がチラっと舞いましたが、とにかく誰もケガなく、事故もなく無事に幕を下ろすことができましたこと、主催者の皆さま、舞台スタッフの皆様のご配慮に心から感謝申し上げます。