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2016年6月9日木曜日

先日、岩手県の陸前高田市にて…ご承知のように、ここは、さきの大震災にて津波による甚大な被害を受けた土地です。その被害状況は、以前このブログでも少し記事にしたことがありました。
今回は津波のお話ではなく、その陸前高田市に建つ、あの地震でも壊れることのなかった日本の伝統技術の話題。

訪れたのは気仙大工左官の匠の技を駆使した建物のある「伝承館」。


解説してくださった方によれば、震災で一部壁が崩れたりしたところはあったが、地震よって建物自体は、かえって「締まった」のだとか。地元の木材を使用しボルトや釘一切使わない伝統的な技が功を奏したのでしょう。


そのエピソードを聞いた時、震災後、もともと海岸に自生していたような植物は津波の塩水にひたっても枯れなかったという話を思い出しました。日本で生まれて日本で進化した工法には、起こりうる災害も想定した先人たちの知恵が息づいているのかもしれませんね。


屋内に入ると、縁側からの光の入り具合や、欄間の陰影など、実にうつくしく、電気が無かったころの日本家屋内部の陰影を想像し、その妙にしばし浸ったのでありました。


そして、茅葺き屋根の虫よけに焚かれていると思われる囲炉裏とその煙は、私に懐かしい記憶を運んできてくれました。


こうした建築や室内の調度品などの佇まいは、なぜか私をとても誇らしい気持ちにさせるのでした。
日本人としてのDNAが視覚や嗅覚、触角を刺激したのかもしれません。同時に日本のものを軸にした芸能や技は、私たちが舞台に関わるものづくりを行う際にも、心しておきたいものだと強く思ったのでありました。


2016年6月7日火曜日

チンドン

日曜日に大船渡市で開催された「ちんどんまつり」を拝見しました。
会場は「リアスホール」。
以前、平泉ミュージカル『夕焼けの向こうに』を上演させて頂いたとき以来、3年ぶりのホール訪問でした。
ちんどん屋さんを舞台で観たのは初めてでした。それが兎に角、理屈抜きで楽しい!1000席以上ある会場はほぼ満席!
幸運にも、プロの日本一、アマの日本一、それぞれのステージも観ることが出来て、感動しました。
ちんどん屋さんたちの音楽性の高さやテクニックにもビックリ。
大船渡って、すごい町です。
また訪れたい町です。

2015年3月3日火曜日

ぢつと手を見る

昨日は、 岩手県盛岡市に居りました。
そして「ぢっと手を見る」


ご承知のとおりこの「ぢっと手を見る」というフレーズは石川啄木の第一歌集『一握の砂』(いちあくのすな)に収められています。

「はたらけど はたらけど猶 わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る」

あまりにも有名な歌ですね。
私自身も時々口にするフレーズです(笑)

さて、この写真のお手々は、この歌を詠んだ歌人・石川啄木の故郷、岩手県出身の美女五人組。「岩手まるごとおもてなし隊の皆さんのお手々であります。
実は、昨日同行していた梶賀千鶴子先生と藤田和正先生のレッスン開始の前に、私は彼女たちに大船渡で観た三面椿のお話をする機会がありました。震災の翌月に大船渡入りして、当時撮った椿の写真なども交えながら。
岩手をPRするというミッションがある彼女たちにとっては、私のような者の経験でも貴重な情報のようです。食い入るように震災後の大船渡の写真を見つめながら、聴き入っていました。その話の最中、梶賀先生は「あら、きれいね」と、5人のキャラクターの指に注目していたようです。

そして、見せてもらったのが上の写真。
5人の指先にはそれぞれ自分のキャラクターをイメージしたネイルアートが施されていました。
5人には岩手県を5つの地区にわけて、それぞれの土地を宣伝するという使命があります。
彼女たちはそのことをふまえて、自分たちでネイルアートのデザインをしていたようなのです。

レッスンの熱心さもさることながら、指先までに気を配った彼女たちの徹底したプロ意識に脱帽。
このところ、岩手まるごとおもてなし隊の人気が上昇している理由がわかるような一瞬でした。


2014年6月3日火曜日

幸せの白

朝いちの健康診断を、無事にこなした私たちはK取締役のおごりで3時のおやつに「ハロハロ白くま」なるスイーツをいただいた。


これが実においしかった。
バリウム飲んでいなかったら、もっとおいしいに違いない。

「白いものは太る、茶色いものは裏切らない」と言っていたのは、初代JUN_harvestドラマーのケンちゃんだったけれど、太ってもいいからもう1個食べたくなる味であった。

スイーツと言えば一昨日は一関で出席した結婚式のアトラクションには「ミュージカル平泉」のみちのくミュージカルシアター(MMT)の面々がお祝いに駆けつけてくれていた。


実は新郎がMMTの元会長である。


2次会の席でMMTのメンバーが運転のためお酒を飲んでいない私を気遣って「純さん、白いもの行きますか!」とカルピスソーダをオーダーしてくれた。
気が付けば長い付き合いとなり、気心が知れたメンバーの粋な計らい。もちろん、カルピスもナポリタンもペロッといただきましたよ(^_^)
ケンちゃんのいう、裏切らない茶色のものとして、昨日のブログの写真、「ソースかつ丼」。最高です。

MMTのメンバーと会うのはほんとうに久しぶりで、一関に通い始めたころまだ子供だった子たちが、びっくりするくらい成長していて、嬉しく、そして楽しい時間を再共有できた。

何だか食べ物ネタが続いてしまった…

写真にはないが、お色直しの白いドレスも素敵だった。
ま、とにかく、白は幸せの色であります。


2014年5月30日金曜日

謎の美女五人。

岩手県盛岡市に来ています。
今日は全国的に気温が上昇しているようですね。
ここ盛岡でも予想気温が31度。
盛岡じゃ先月ぐらいから、
そんな暑い夏と寒い冬に鍛えられて育った美女5人組が出現しています。
彼女たち、まだまだ謎が多いのですが、Facebookページは出来たようですね。

https://www.facebook.com/iwate.omotenashitai

目が離せません。

2014年5月17日土曜日

仙台で「さんさ踊り」堪能

もともと人ごみが苦手なのに加えて、何とも肌寒い天気。
普通なら事務所で仕事を続けていたことでしょう。
ところが、なんとさっき事務所を抜け出し、一番町つっきって出かけてきました。
向かった先は市役所前の市民広場。
今日明日と開催されている「仙台青葉祭り」のメインステージです。
私のお目当てはこれでした。

盛岡さんさ踊り。


かわいらしさ、力強さ、美しさ、祭りの高揚感、
すべて兼ね備えた踊りです。


印象に残る東北のお祭りでは、秋田の西馬音内(にしもない)盆踊りの妖艶さに忘れ難いものがありますが、この盛岡さんさ踊りは、ある種の明るさや不思議な高揚感が漂っています。


もともと東北地方に伝わる鬼の伝説から発祥しているのだそうで、SCSミュージカル研究所の最初の作品は「鬼」題材にした「TAROH]というミュージカルだったことを連想。そんなわけで少々親近感を持ち 、寒さも忘れ、最後まで見入ってしまいました。

今晩拝見したのは地元盛岡で活動を続ける「さんさ好み」という団体だそうですが、メンバーはずいぶん美男美女が多いように感じました。もちろん、踊りも演奏も美しくまとまっていて、みんなめんこがったよ。
昨日私たちは盛岡に居たのですが、思いがけず仙台でも盛岡の雰囲気を味わうことができました。

夏の山形、秋田、岩手…東北をめぐってお祭りを観にいきたくなりました。

2014年4月18日金曜日

あんな顔こんな顔

こんな顔や、


あんな顔の


新幹線に乗って2日間通ったのは、
岩手県盛岡市。


打ち合わせに伺ったオフィスの前にある通りからは岩手山の頂きが見えています。
まだ白いね。


ガラケーのカメラで撮ったのでちょっとわかりにくいですが、その白さのせいか盛岡市内から岩手山がずいぶんと近くに感じられることに、あらためてびっくり。

盛岡はミュージカル「夕焼けの向こうに」の県民会館での公演で訪れて以来かな。
何度来ても、不思議に落ち着く街です。
こちらの桜は、これからだそうです。

仙台と盛岡はあんな顔やこんな顔の新幹線に乗れば、あっという間だけれど、山の頂や桜の様子にその距離を感じます。そして、仙台よりも文化的な香りを強く感じるのは私だけでしょうか。