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2021年8月7日土曜日

夏を記録

 立秋前日の昨日。『梵天丸』にも登場した不動明王像が特別展示されているというので、客人を伴って瑞巌寺へ出かけた。

ついでに乗った遊覧船。

何年ぶりだろう。前回乗ったのはカモメが船を追いかけている時代だから、だいぶ前のことだ。実は泳げない私にとっ海は恐怖の対象である。しかしながら制限の多い夏ながら少しは夏らしいことをしてみたいと思っていたので、良い機会を得た。

 


船上においてもマスクを常時着用との指示が出ていたが、海風は心地よかった。

還暦の夏、自撮りで記録(笑)


2021年7月26日月曜日

有難うございます。無事に『梵天丸』上演完了

 おかげさまで昨日ミュージカル『梵天丸』上演無事終了いたしました。

本来であれば、昨年上演予定であった創立30周年記念公演。1年遅れましたが、私どもSCSミュージカル研究所の上演継続の趣旨にご賛同いただき支えてくださいました全ての皆さま、こうした状況のなかでも劇場までおいで下さいましたお客様に、この場をお借りして、心から御礼申し上げます。

感染症対策を施しながらの上演は、コロナ前の公演よりも多くの労力を時間を要します。最後の1分1秒まで気を緩めず、ご尽力いただきましたスタッフの皆さま、キャストの皆さまにも心から御礼申し上げます。

コロナ対策で客席は半分にしておりましたが、こうした状況のなかでも劇場までおいで下さいましたお客様、ほんとうにありがとうございます。

写真は2枚ともゲネプロ(最終リハーサル)で私がスマホで撮影したものです。

 



照明の塚本悟先生と演出の梶賀千鶴子先生。劇団四季時代から数えるとおよそ50年になるという、現役バリバリの名コンビです。

尚、舞台写真はSCSミュージカル研究所のインスタグラムでご覧になれます。(下記)

https://www.instagram.com/scsmusical/


2021年7月21日水曜日

夏の朝

ミュージカル 『梵天丸』の音楽を担当してくださっている上田亨さん、照明デザインの塚本悟さん、そして作者の梶賀千鶴子センセをお連れして、伊達政宗公が眠る「瑞鳳殿」に行ってきました。


出演者、スタッフを代表して舞台の安全と成功をお願いして参りました。

米沢に生まれ、この地に眠る政宗公。手を合わせ作品上演に臨む私の決意もお伝えしました。同時に胸にさまざまな想いが去来いたしました。

とても清々しい夏の朝となりました。



2020年8月31日月曜日

奥州の覇者生誕地

先日、二人の先輩とともに米沢市にある小野川温泉を目指した。

昨年大きな仕事を成し遂げられたお二人はそれぞれ弁護士と大学教授。移動の車中でも話題は縦横無尽に広がる。三人の中で私は一番の若輩であるから学ぶことや感ずることが多々あって、実り多き有難き時間。

小さな旅ではあったが、今回の目的地米沢は私のふるさと。
先輩のお一人は「私は晴れ男」とおっしゃる。その通りよく晴れて良い旅となった。故郷をあちこちご案内しながら、私は18歳までしか居なかったけれど、ふるさとってのはいいもんだと、つくづく思った。
ほろ苦く、そして甘い。

写真は伊達政宗生誕の地あたり。



仙台市博物館の年表によると、政宗は25歳で岩出山(宮城県)に移るまで、この米沢を本拠地としていたことになる。

わずか23歳でおよそ150万石に相当する領地を切り開いて奥州の覇者となった政宗。TVドラマなどで見られた政宗が戦う勇ましい姿は、実のところここ米沢時代の話なのだ。仙台市民歴40年の私は、先輩方をご案内しつつ約400年前に繰り広げられた歴史絵巻に想いを馳せたのであった。もちろん、このあとに目的地の湯船を堪能したのは言うまでもない(笑)

2017年5月15日月曜日

梵天丸の母

昨日は母の日でしたね。
皆さまはどんな一日を過ごされたのでしょう。

さて、山形県米沢市で来週20日(土)~21日(日)に、伊達政宗の生誕450年を記念して上演予定のミュージカル『梵天丸』(作・演出・振付:梶賀千鶴子、音楽:上田亨)は、お陰様でチケットが完売で、当日券の発行予定もないという状態だそうです。
制作者の一人として、大変ありがたいニュースです。
そんなミュージカル『梵天丸』。昨日の米沢市におけるお稽古では、梶賀先生が「梵天丸というミュージカルを生んでくださったお母さん」という名目で、出演者からプレゼントを頂くというサプライズもありました。

この山形県における『梵天丸』もそうですが、私が梶賀先生とともにSCSミュージカル研究所として関わって制作中の作品は、宮城、岩手など仙台以外の土地でもいくつかあります。よって結構移動の時間も長い。周囲の皆さんからは「お忙しいでしょう」とお気遣いを頂きますが、どれも楽しい作品作りです。

けれども、夢中になりすぎて身体を壊してはいけません。安息、養生、大事ですね。所謂いのちの洗濯。先月は英国行きという幸運に恵まれました。今月は無理かな、と思っていたところ、私の不在を埋めてくれる優秀なスタッフに支えられていることに感謝。先週は14時間ほどの空白発見。こりゃ思い立ったが吉日、「温泉」でしょう!

そこで早速自分のための非日常的時間をつくることに。ネットで行ったことのない温泉を物色。
今回は、梵天丸にちなんで「伊達家」「文豪」などのキーワードで検索して見定めたお宿を予約しました! その名は、青根温泉「不忘閣」。以前、東北学院大学の下館和巳教授からこの温泉に纏わるエピソードをお聞きしていたことも選択の決め手でした。

結果。いやぁ、それはもう、一言では説明できない、いいお湯と歴史あるお宿でした。
大変癒されました。

米沢生まれ不肖ヒロセ純、久々の本人登場であります!髪の毛寝ぐせのままですが。ぷぷぷ。(上田亨氏撮影)


さて話は戻って、その「梵天丸」という名前。これは伊達政宗の幼名です。
米沢に生まれ、25歳まで米沢藩の領主として活躍した戦国大名。

人には誰しも父と母が居ますね。伊達政宗公だって同じ。
梵天丸の父は伊達輝宗、母は義姫というお方でありました。

それにしても不思議なことがあるものです。今回、その旅館にある資料館を女将さんに案内していただいているときに出逢ったのが、梵天丸の父母にゆかりのお品。ビックリしました。
写真は、輝宗公の甲冑義姫様のお化粧道具


偶然とはいえ、今回のミュージカルにも登場するお二人。
舞台では、母と子の印象的なシーンもいくつか登場致します。
そして、目の前にあるのは、梵天丸の母君がお使いになったもの…
なんだか強い「えにし」を感じつつ、しばし見入っておりました。

充電完了。


2016年7月9日土曜日

夢の時間

舞台作品プロデュースの仕事では、新作に携わるたび様々な分野の情報や知識が必要とされます。浅学の身ゆえ、そのたび素直に勉強するしかありません。


すると、時おり未知の世界への扉がちょっとだけ開いて、果てしなく「知りたい欲望」が広がってゆきます。
実は、こうした勉強は、学生時代のような「苦」ではなく、密やかな愉しみでもあるのです。

今日は、調べものもあって、宮城県図書館にお邪魔しました。
丁寧に対応してくださった司書のかたの、プロフェッショナルぶりに驚嘆。

嬉しくワクワクする収穫が沢山ありました。
調子にのって資料とにらめっこしていると、あっという間に日が傾きかけてしまいました。そこで、貸出し可の本をお借りすることに。

今夜はお借りしてきた貴重な本たちと、夢の時間を過ごします。


2016年6月17日金曜日

『梵天丸』をめぐって①

米沢で生まれ、地元の高校を卒業して仙台に来たのが、18歳。
あれから37年。(ちょっと何某芸人風フレーズですな)
今や、米沢弁より仙台弁のほうが自由に操れます。

さて、そんな私が仙台に住んでいて感じる不思議なことのひとつは、伊達政宗公が生まれたところが米沢(山形県)だということを意外に仙台の人たちは知らないということです。一方、私が生まれた米沢では上杉家一色で、伊達家に関することは、ほとんど耳にすることがありませんでした。
どちらも、地元の人々が生活する上では、なんの問題にもならないことですから、仕方ないかことかもしれません。

しかし、仙台市博物館の「年表で見る伊達政宗の一生」というページをご覧いただいてわかるように(下記URL)
http://www.city.sendai.jp/kyouiku/museum/syuuzou/date/04.html
伊達政宗公は、25歳で岩出山(現在の大崎市)に移るまで、米沢に城を構えていたのです。

戦乱の世での25歳です。すっかり政宗公の人格形成は確立していたといっても過言ではないでしょう。そのことを知って以来、私は、あの山に囲まれた土地、米沢。1年の半分近くが雪で覆われる土地、 あの風土で育った政宗公の精神、そこで培われた伊達政宗公の人間性にとても興味が沸いたのでした。

実は、来年、その米沢で、政宗公の米沢時代に思いを馳せるミュージカルをプロデュースさせていただくことが決定しました。長年の想いを舞台づくりを通じて、さらに深めることができる機会を頂きました。
現時点でのプロジェクト名は『梵天丸(ぼんてんまる)』。梵天丸とは、政宗公が元服のときまで名乗っていた名前です。


 (写真は、先週米沢のお稽古場で見せて頂いた地元「山形新聞」の記事)

主催は米沢市。米沢市では5年ぶりに創られる新作ミュージカルです。
台本と演出は梶賀千鶴子先生、音楽は上田亨先生にお願いすることが決定しています。

そして、出演する「伝国座」のオーディションは、いよいよ来週、6月26日(日)。

『梵天丸』についての情報は、このブログでも、引き続き発信して参りますね。従って今日のブログ記事は①としておきましょう。

 尚、米沢のミュージカルやオーディションに関するお問い合わせ先は下記のとおり。

■米沢市教育委員会文化課
TEL:0238-21-6111(内線7520、7521)
FAX:0238-21-6020
E-mail:simin-musical@city.yonezawa.yamagata.jp

■伝国の杜 置賜文化ホール
TEL:0238-26-2666
FAX:0238-26-2660
E-mail:welcome@denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp