2012年2月29日水曜日

ピアノ弾けたらなぁ~

2月も今日で終わりです。
被災地にいる僕たちにとって、来月3月は特別な意味を持ちます。

3月11日。毎週通っている七ヶ浜国際村では七ヶ浜町慰霊祭が行われます。
昨日は、その時に使用する音楽の編集を行いました。

当日地元のこどもたちが、慰霊祭の最後に2曲歌います。
1、ゴーへ(梶賀千鶴子作詞、榊原光裕作曲)
2、夜明け(梶賀千鶴子作詞、ヒロセ純作曲)
どちらも七ヶ浜をテーマにしたミュージカルからの選曲です。

そのピアノ伴奏オケをMIDIデータ化する作業を行いました。
テンポ変更や追加アレンジなどにも対応できるように、あえて、生ピアノではなく、最初からMIDIデータを作ります。

実は、キーボードを何台か所有しているにも関わらず、恥ずかしながら僕はピアノが弾けません。
正確に言うと、何度もトライしたのだが途中で諦めたってところでしょうか。未だに打ち込み作業のときに少し触れる程度です。ピアノが弾ける方を見るとうらやましくなります。曲を書くときも頭の中ではピアノが綺麗に鳴って、妄想ではベリーグッドなピアニストなんですが…現実的には手近にあるギターに手が伸びてしまいます。しかし、幸い友人たちには素敵なピアニストがたくさん居ます。

そこで今回は、とても大事な儀式の中で使う音源作成ですから、データも七ヶ浜町出身の鈴木由美さんにお願いして、やっていただきました。
由美さんには、七ヶ浜ミュージカルの音楽指導もしていただいているので、全くもって適任。さっそく事務所にある僕の机の脇が即席打ち込み場となりました。

鈴木由美さんは、ご自身のグランドピアノが津波で流され、それを歌手のMetisさんが復活させてコンサートを実施、それが話題になったりしたので、記憶にある方もいらっしゃるかもしれませんね。


生まれ故郷の七ヶ浜慰霊祭のために、
由美さん、心をこめて弾いてくれました。
僕も心を込めて音源化したいと思います。

当日は、その伴奏に乗せて
七ヶ浜で育っている子供たちの歌声が
会場から
町の中にも
海にも
そして
宇宙まで届きますように…


2012年2月28日火曜日

ありがとうの詩、続々編

本日の河北新報朝刊に「ありがとうの詩」の記事が載っています。
先月末にこのブログでもご紹介した、河北新報社の企画によるもので、3月9日に詩集と楽曲集(CD)が書店で発売されるということです。(収益は義援金として宮城県に寄付されます)


記事の中では、僕が担当した楽曲「空を見上げて」のコーラス録音の模様、それからコーラスを手伝ってくれたこどもの代表として佐藤月乃さん(仙台市)と宮崎結衣さん(七ヶ浜町)それぞれのコメントが載せられています。

河北新報がお手元にある方~是非ご覧になってみてください!

2012年2月27日月曜日

野菜不足

野菜が足りなくなると、カラダが要求するもんなんですね。

昨日は「仙秋庵」というところで、野菜をガツガツいただきました。
このお店は、バイキング形式でいろんなものがチョイスできます。
よって、本能のままに、カラダが要求しているものを…


主に、根っこもの中心。
不思議と、お肉やたまご類には手が伸びず。
麺はいつも食べる蕎麦ではなくうどんを選んでました。
携帯の写真でわかりにくいですが、
センターに見えるのは、中華おこわ。
外はちらちら雪が舞っていましたが、気持ちはあったかくなりました。

カラダは正直やのう。

2012年2月25日土曜日

積雪量、仙台でこの冬最大の13センチ(正午発表)

珍しく仙台では朝から雪。
交通渋滞や高速道路の通行止めが相次いでいるようです。

国公立大2次試験の受験生たちは大丈夫だったのだろうか。
お仕事で移動の皆さんも大変だろうなぁ。
無事を祈ります。


写真は、午後3時現在のSCS稽古場前。
幸い研究生たちはみんな元気に通ってきています。

雪国生まれの僕には大したことのない積雪ですが、普段積雪のない仙台ではダメージ大きいっちゃね。この辺で普段ヒマそうに客待ちしているタクシーが1台も見当たりません。

2012年2月24日金曜日

最期のSAKURA

昨年の4月24日に書いたブログ記事「最後の桜~生命力」。
これが発端でした。

津波で倒され、流されてたその場所で、倒れたまま、最後の花を咲かせた桜の木。
避難所となっていた七ヶ浜国際村へ向かう途中、菖蒲田海岸近くで見た桜の花です。

実は、その木をモチーフにしたミュージカルを創ろうと、昨年の夏から構想を練ってきました。
昨年の暮れに、台本を梶賀千鶴子氏、音楽を上田亨氏に依頼しました。

仮のタイトルはミュージカル「SAKURA」。
今年の7月28日(土)~29日(日)に仙台の電力ホールで初演予定です。
当日はJUN_harvestメンバーを核として生演奏を予定しています。
大手商業演劇のように「制作発表」のようなことは出来ませんが、このブログで作品を創っていく過程を少しでもご紹介出来ればと思っています。

そのとき、僕が撮った写真です。
震災から1ヶ月を過ぎて、けなげにも最期の花を咲かせるSAKURA。



半年後、同じ場所を訪れると、こんな風になっていました。


…枯れていました。
あまりに暑かった夏。
潮をかぶって、根っこがむき出しになったSAKURAが生きられるわけがありません。
再び僕の目から涙が溢れてきました。

秋が来て、この桜の木は、チェーンソーで短く切られていました。現在は、この倒れた桜の木も、左にチラッと見える流されてきたトラックの荷台も、跡形も無く片付けられています。

しかし、僕の胸には、あの時に見たSAKURAのメッセージがしっかりと刻まれています
なぜか震災直後より、現在のほうが時々悲しい気持ちになります。
きっとこれは今やるしかないのだと思います。

このSAKURAを舞台化すること。震災の記憶を舞台作品を通じて風化させないこと。それが、被災地となったこの地で創作ミュージカル制作に携わってきた者としての使命のように感じるのです。

2012年2月23日木曜日

嵐のあとの…七ヶ浜

今日は七ヶ浜でのレッスン日。
現地に着くと、何やら子供たちがいつもよりちょっと賑やか。
小生「楽しそうだね、おはよう!」
生徒1「 おはようございます!あのね、純さん、昨日ここに嵐が来たの!」
某スタッフ「昨日はそんなに天気悪くなかったよね、今朝は雪だったけど」
生徒2「5人でライブやったんだって! あたし、知らなかったぁ!」
小生「え~~!ほんと?!僕も知らなかった!すごいね。」

なんと、嵐の5人組が被災地支援の一環で、ここ七ヶ浜国際村にいたんだそうな。ここに来る直前には、町内の仮設住宅をまわって、励ましていただいたとか。
ありがとうございます。
しかし、今をときめく人気グループですから、国際村の職員の皆さんも様々な対応が大変だったのでは、とお察し申し上げます。お疲れ様でした。
なお、今回のミニライブの模様はメンバーの櫻井翔さんが総合司会を務めて、震災復興支援のメッセージを送る日本テレビ系3時間音楽特番「音楽のちから2012」(3月7日夜7時)で放送されるということです。

一方、今日の国際村では、何事もなかったかのように、NaNa5931とGroove7のレッスンが進められています。



そうだよね、今の時間はレッスンの方が大事。こどもたちは、結構気持ちの 切り替えが上手いようです。
僕も見習わなくては…


2012年2月22日水曜日

4月のライブ、チラシできました!

次回のJUN_harvestライブ、チラシができました。

「こころとこころのハーモニー」と題しまして
マリンバファンタジーとの合同で2部構成のコンサート。

会場は七ヶ浜国際村ホール。

詳細は、随時このブログでも情報発信してまいります。
4月21日(土)みなさまのお越しをお待ちしておりま~す!


2012年2月20日月曜日

3月10日「復興元年 未来への手紙」に出演が決まりました。

河北新報社(協力:宮城県)による「ありがとうの詩」プロジェクト。
また新たな展開です。

以前、このブログでもお伝えしてきたとおり、ヒロセ純は、その企画で「空を見上げて」という詩に曲をつけさせていただきました。
来月、その「ありがとうの詩」詩集とCDが出版される予定ですが、その曲をチャリティーコンサートの中でご披露することが決まりました。

復興元年「未来への手紙」と銘打たれたチャリティーコンサートです。

日時:2012年3月10日(土)
午後5時開演(午後4時半開場)
会場:東北大学百周年記念会館・川内萩ホール
入場料:入場無料・1,000人をご招待

ヒロセ純の出演詳細は、新しい情報が入り次第、このブログでもお知らせいたします。
当日のコンサート鑑賞申込みについては、
河北新報社のイベントページをご覧ください。

河北新報社のHPに」よりますと、主な出演者は、朗読で滝田栄さん、同じく「ありがとうの詩」の朗読で涼風真世さん、歌の贈り物でスターダストレビューの皆さんらが予定されています。

ヒロセ純は、SCSミュージカル研究所(仙台市)とNaNa5931(七ヶ浜町)の選抜ミュージカルキッズ約20名と「空を見上げて」を歌わせていただく予定です。


上の写真は、当日一緒に歌ってくれる予定の子どもたち@七ヶ浜国際村
今から楽しみです!
お時間のある方は、是非おいでください!

このイベントに関するお問い合わせ先は…
河北新報社事業部 ℡022(211)1332 【平日9:30~17:30】まで。

<参加申し込み方法>
ハガキ、EメールまたはFAXで受付。
■氏名 ■年齢 ■電話番号 ■参加希望人数(2人まで)を明記ください。 
◇申し込み先  河北新報社事業部「未来への手紙」係
【ハガキ】 〒980-8660(住所不要)
【FAX】 022(211)1221
【Eメール】j-oubo@po.kahoku.co.jp 【件名を明記ください】
締め切り 2月24日(金)必着
応募多数の場合は抽選。招待券の発送をもって発表に代える。

2012年2月19日日曜日

塩竈夢ミュージカル「風のあしあと」

JUN_harvestでベースを担当している只野展也。
彼は優秀なコンポーザー&アレンジャーでもあります。
その彼が音楽監督を務める塩竈夢ミュージカル「風のあしあと」を観てきました。

七ヶ浜国際村ミュージカルグループNaNa5931の子供たちも一緒です。
NaNa5931の子供たちは、先週のえずこホールに続き、2週連続での舞台鑑賞プログラムです。


見ごたえがありました。
震災を扱った内容でしたが、満席となった塩竈の会場「游ホール」は、ビルの1階まで津波が押し寄せた場所。
劇中、モノローグで、台詞に反応して涙を拭いながら舞台に見入る観客も。
特に後半の流れは秀逸でした。塩竈のたくさんの皆さんに支えられているこのグループ。これからも微力ながら応援していきたいと思います。

もちろん、只野展也の音楽も、随所できらきらと輝くものが…只やん、長時間の生演奏、お疲れ様でした。
この作品の作・演出の丹野久美子さん(IQ150主宰)いわく、「只野展也は天才」。僕もそう思います。しかし、この作品を観ながら、あちこちで丹野さんの非凡な才能も発見していましたよ。

丹野さんには、暮れのSCSミュージカル研究所クリスマス公演に客演していただきましたが、これがまた大変な好評でした。今後もいろんなかたちで表現活動の共同作業がむにゃむにゃもやもや楽しく実現出来ればなぁと思っています。

七ヶ浜の子供たちも2週連続での舞台鑑賞で「お芝居」という観点から大変勉強になったのではと思います。
先週の渡部ギュウさん、そして今回の丹野久美子さん、両演出家ならびに関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。おつかれさまでした!

2012年2月16日木曜日

渡辺貞夫さんが七ヶ浜においでになりました!

日本ジャズ界の巨人、サックス奏者の渡辺貞夫さんが七ヶ浜国際村にお見えになりました。


来月行われるSHARE THE WORLD ~チャリティーコンサート2012 in KOBE~の中で、七ヶ浜の子供たちもご招待を受けて演奏いたします。
今日は、そのための事前顔合わせ&練習ということで、渡辺貞夫さん、そして、パーカッショニストのンジャセ・ニャンさんが国際村にいらっしゃいました。また、そのコンサートをサポートされる、時蔵、次代の創造工房、ヒーローズエデュテイメント各代表の方々もおいでになられました。


いきなり子供たちの前でンジャセさんと2人、演奏をご披露いただいて、あっという間に周囲はは渡辺貞夫ワールドに。圧巻であります。


子供たちを巻き込み、すぐに楽しげな雰囲気。
言葉を殆ど交わさぬうちに、子供たちは打ち解けていくように感じられました。
偉大なミュージシャンたる所以です。
続いて、子どもたちがお二人を前に、当日演奏候補のオリジナル曲数曲を披露。


さらに素晴らしいことは、この世界的ミュージシャンお二人に、子どもたちが、直接ご指導をいただいたことです。


すごい経験になったことと思います。


津波被災地の七ヶ浜では、瓦礫の片付けは進んでいますが、一瞬にして失われたものに対する、こころの復興はこれからです。そうした意味では、子供たちの今日の経験は、年月を経るごとにじわじわと「すんごい応援を頂いているんだ」と心に溶け込んでいくにちがいありません。

今日の経験を糧に、こどもたちは、来月のコンサート、精一杯のチカラで演奏してくれることと思います。
渡辺貞夫さん、関係者のみなさま。
指導者グループを代表し、この場をお借りして心より御礼申し上げます。

(尚、本件のブログ記事化については渡辺貞夫さんご本人から掲載の承諾を頂いております。掲載内容、写真等の無断転載・複製を禁じます)