昨日のブログで、仙台に住んで30年以上…ということを書いた。
30年前って、何をしていたんだろう。
私はまだ大学生をやっていた。
因みに居合わせた事務所スタッフに
「30年前って何してた?」
聞いてみると、
2人は
「まだ生まれていません!」
他は
「幼稚園」
「中学生」…
ふむふむ。
何だか、やはり遠い昔になってしまったんだ、と思う。
私が仙台に住み始めた1980年頃は、まだ新幹線も地下鉄も無かった。
先日、とある場所で見つけたと、
スタッフの一人が僕の机上にある雑誌を持ってきた。
「プレジデント」(1984年1月号)という雑誌。
まさに30年前のもの!
「他の古い本と一緒に廃棄しようと思っていたのですが、中の記事を見てびっくりしました!」と。
なんと、ミュージカル「キャッツ」の日本初演時(1983)の記事が載っているのである。
主に劇団四季代表の浅利慶太氏の人物を特集しているその記事には、浅利氏のとなりに、現SCSミュージカル研究所主宰の梶賀千鶴子の若かりし頃の姿が!
意外に知られていないことであるが、当時梶賀千鶴子は演出補という立場で演出の浅利慶太氏を支えていた。
劇団四季による「キャッツ」日本初演時の重要なスタッフの一人でもあったのだ。
奇しくも今日は劇団四季ミュージカル「キャッツ」仙台公演の初日。
「シアター・イン・シアター」という方式、つまり劇場の中にさらに劇場を作ってしまうという大掛かりな仕込を経て準備される今回の作品。ロングランを前提とするこうした大型ミュージカルを東北で見ることができることは貴重なこと。とにかく東北の舞台関係者は一見の価値あり。
この作品で最も気に入っているのは、舞台装置と音楽。
作曲のアンドリュー・ロイド・ウェーバー氏の音楽は「オペラ座の怪人」のもの素晴らしいが、個人的には「キャッツ」での表現のほうが好みである。
舞台装置については、とにかくご覧頂ければご理解いただけるかと。
学生時代、英文学をかじった身としては、TS・エリオットの詩も興味深く、観る度に発見がある。
小生、劇団四季からも、仙台・宮城DC事務局からも、一銭のお金も頂いておりませぬが、立ち上げ時にSCS主宰が関わったこの作品でもあり、引き続き応援していくつもりである。
「キャッツ」公演の詳細は劇団四季HPにて。
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