昨日は月例の会計監査の日。
顧問税理士のT先生においでいただき、月末、そして年度末の経理状況のチェックをしていただきました。
決算処理も加わり、いつもより少し長い時間をかけての監査が終わると、いつものように役員、担当者と遅い晩御飯をいただきます。
昨夜は、仙台名物「牛タン」をいただきました。
みんなで牛タンを食べるなんて、月に1度ぐらいの贅沢であります。
「月に一度の」というフレーズで、ふと思い出すのはかつてかぐや姫というフォークグループが歌った「赤ちょうちん」という歌。
♪月に一度の贅沢だけど~お酒もちょっぴり飲んだわね~
ちょっと調べたら、1974年のヒット曲だそうですね。当時僕はまだ中学生。歌詞の意味などほとんど解りませんでしたが、なぜかこうした「四畳半フォーク」と、レッド・ツェッペリンなどに代表されるブリティッシュロック、キング・クリムゾンなどのプログレッシブロックを、同じ感覚で聴いていたのを覚えています。
そういえば、英語の授業時間にレッド・ツェッペリンのポスターの一部をノートに落書きしていて、先生に叱られたっけ。でも、その先生は、落書きしていたスペルの間違いをそっと指摘してくれました。今考えてみれば、先生に叱られたことより、ミスを指摘してもらって落書きの完成度が上がったことに感動し、その後、その先生の授業は、よく聴くようになった、つまり、かなりいい先生だったんですね。
さて、一方でその赤ちょうちんの歌詞の中には「雨が続くと仕事もせずにキャベツばかりをかじってた」という一節があります。 このフレーズは当時の僕にとって衝撃的でした。普段はキャベツを喰って、月に一度の贅沢でおでんを食べる。東京の若者って大変なんだなぁと思ったものです(笑)
わざわざそんな大変な世界に飛び込む必要もないな、と、そんな調子で、僕は少しずつ四畳半フォークの音楽は聴かなくなり、生活の中の音楽はロックが中心となっていったのでありました。
クラシックやジャズを聴くようになったのは、ずいぶんとあとのことです。
しかし、未だに会話のなかで「月に一度の贅沢だけど」というフレーズを聞いたり、居酒屋さんでおつまみに生のキャベツが出てきたりすると、例の「赤ちょうちん」のメロディーが浮かんできます。
ヒット曲というのは、それだけ人のこころに染みているものなのでしょうね。
牛タン食べたってことだけで 連鎖的にいろんなことを思い出すものです。
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