2013年4月8日月曜日

ふぅ

風の強かった一日が暮れてゆきます。
 
 
 
今日の日中は、事務所の窓からも、体をかばうように前かがみ30度ぐらいになって歩く人たちの姿が目につきました。
紙やビニールが空中を飛び交い、ニュースによればトラックが横転したり、電車や飛行機、高速道路などにも影響が出たようです。事務所の入っているビルでも上の階では「揺れ」を感じるほど。休暇をとっていたスタッフからも移動の電車に影響が出て難儀した報告メールが届きました。
夕方になって少し収まってきたようですが、 今夜いっぱいぐらいは東北地方でも注意が必要だとか。
 
風。
風には何かを動かすという重要な役割がありますし、私たちの住む地表では、これがないと大変なことになります。 歌詞などでも良く使われたりしますが、実際の風は…僕はあまり好きにはなれませんねぇ。そよ風程度なら歓迎なんですけど。
 
でも、風を使った言葉はたくさんあります。
試しに風を用いた2文字の熟語をちょっと調べてみると…
 
風味
風土
風体
風呂
風刺
風水
風物
風味
風俗
風疹
風流
風習
風情
風景
風采
風評
風葬
風雅
風鈴
風塵
風貌
風潮
風化…
 
はて、必ずしも爽やかなイメージではありませんねぇ。
日本人の風に対する感覚が独特なのでしょうか、僕の感覚がおかしいのでしょうか。
そういえば昔、ボブ・ディランのBlowin' In The Windを聴いたときも、その対訳を見て、何だか答えをはぐらかされたようでピンと来なかった記憶があります。
大人になってからは、特に政治家が「風」という言葉を使うと非常に胡散臭く感じてしまっていた、その理由がここにきて少しわかったような気が…。
 
やっぱり、実態の伴わないものは僕の性に合わないのかも。
表現者という立場になると、その端くれとして少し見解は変わりますが、
実生活は、ストレートで、解りやすい、正直なのが好きなのです。
政治や報道なども、風の影響を受けないものをお願いしたいものですなぁ。
 
風(ふぅ)。
 

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