2019年4月28日日曜日

『カモメに飛ぶことを教えた猫』を観た

劇団四季が26年ぶりとなる新作のファミリーミュージカルを制作し、その全国ツアー公演が先週から開始されました。
『カモメに飛ぶことを教えた猫』


幸運にも今日は仙台での舞台を観劇させていただく機会を得て会場のイズミティ21へ。
ネタばれになるといけないので、内容については劇団四季のホームページなどを参照頂ければと思いますが、とにかく今日は、後味の清々しい、とても良い作品に出合えました。劇団四季でなければつくれない、素敵な新作ミュージカルを目撃。
途中客席で「かわいい」という声が聞こえたり、後半舞台を観ながら目元を拭うようなしぐさの方もちらほら見受けられ、多くの感動を呼んでいたことは間違いないでしょう。実はこのミュージカル、我がSCSミュージカル研究所出身の狩野勇人(かの・はやと)さんが初演キャストに抜擢されたこともあって、その喜びもあいまって忘れられない舞台のひとつとなりました。


このところ、SCSミュージカル研究所出身の俳優たちの活躍がめざましい。本日の時点で劇団四季の舞台には、この狩野勇人さんのほか『リトルマーメイド』に柏谷巴絵(かしわや・ともえ) さん、『パリのアメリカ人』に渡邉寿宏(わたなべ・としひろ)さん、『ライオンキング』に安倍大夢(あんばい・ひろむ)さんが出演中です。

もちろん劇団四季以外でも宝塚歌劇団月組の「蓮(れん)つかさ」さんや、そのほかに、多くの商業劇団、そして東宝さんや松竹さん、ホリプロさんなどが制作する舞台に出演すプロとして成長したSCS出身俳優たちは、それぞれほんとうにがんばっています。お客さまに夢をそして楽しさを伝えるために日夜努力を積み重ねている彼らを誇りに思う今日この頃です。

梶賀千鶴子さんと仙台でSCSミュージカル研究所を立ち上げ、彼女が主宰し本を書き、不肖ヒロセ純が拙い曲をつけ、ミュージカルづくりを始めて30年になろうとしておりますが、研究所で学んだ経験や稽古場で磨いた感性を発揮してくれる教え子たちには、ほんとうに励まされています。彼らの輝きは、現在の研究生たちの光となり、研究所運営スタッフを兼ねる我々に希望に満ちた空気をもたらしてくれています。

みんな有難う。

0 件のコメント: