2014年1月11日土曜日

喜びも哀しみも幾年月のケータイ

昨年の暮れに携帯電話会社から事務所に電話が入った。
6年も同じ機種をお使い頂きありがとうございます
という内容だった。

また電話代が安くなりますとかスマホに換えてくださいという営業かと思って、軽く聞いていたら、どうやら法人向けの特別キャンペーンで、追加費用なしで新しいガラケーに交換してくれるというのだ。携帯電話としての機能性とバッテリーの持ち時間から、もし次回機種変更するとしてもガラケーかな、と思っていたタイミングであった。現に事務所スタッフのうち2名が、この半年のうちにスマホからガラケーに機種変更している。

震災を経験している身としては、バッテリーの持ち時間は携帯電話に限らず重要なチェックポイント。
電話の向こうの説明を一通り聞き、条件に不満は無かったので、先方の(恐らくauアウトソーシング女子)の申し出を受け入れた。

で、昨日その新しいガラケーが届いた。



昨日まで使っていた相棒とお別れである。
そんなわけで、今日は一日、別れを惜しみつつの移行作業。

嬉しい会話がいっぱいあった
悲しく辛い会話も何度かあった
同じ季節を6度も一緒に過ごした 

何より、あの震災を共に乗り越えたやつ
この電話を握りしめて、
手が震えるような会話が何度もあった
何度か涙を流した
今日であれから2年10ヶ月だ

なんだか単なる「物」とは思えない。
生まれた子供が小学校へ入学するくらいの時間、ずっと「携帯」していたのだ。
これまでの6年間、喜びも悲しみもいつもこいつと一緒にあった。

ありがとう。
そして、お疲れさま。











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